「語り継がれるべきもの」イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり ワンコさんの映画レビュー(感想・評価)
語り継がれるべきもの
「娯楽としてではなく、学問として語り継いで欲しい」
ジェームズが居合わせた皆に語りかける。
これは、きっと僕達に向けた映画のメッセージでもあるように思う。
2020年、世界的なリスクコンサルティング会社の代表イアン・ブレマーが、今年の10大リスクを発表した。
これには、気候変動が含まれていた。
また、世界的投資会社ブラックストーンのバイロン・ウィーン会長が、一般的な投資専門家が3割程度と見做すが、自身は50%の確率で起こると考えることをサプライズと定義し、そのうちの一つに、アメリカでも気候変動が選挙の争点になると予想していた。アメリカは今年、大統領選挙に加え、上下院の選挙も控える。
ジェームズとエレンの命がけの気象研究は、今にずっと繋がり、現代の観測や調査の礎になっているのだ。
温暖化は、1600年代の半ばから1900年ごろまで続いた寒冷化の反動で、大きな気候変動の一部なのだと主張する人もいる。
トランプ大統領もそうしたなかの一人だろう。
しかし、大気汚染物質や二酸化炭素の排出量は確実に増加し、これは人間活動の結果であることは間違いない。
今、僕達は、ジェームズなどから綿々と続く気象研究に敬意をもって接し、気象研究者の声に出してもっと耳を傾けるべきではないのか。
ジェームズが「娯楽ではなく学問として」と言ったのは、映画の僕達に向けたメッセージなのではないか。
日本は、土地提供者や投資ファンドが潤った太陽光発電の導入には前のめりだったが、買電量が限界を超え、いつの間にか、再生可能エネルギーの導入の困難さが指摘され、原発の必要性にすり替えられそうになっている。
日照時間が日本よりももっと短い欧州では風力が主流だ。
日本は風力を十分に試しているだろうか。
東北や北海道で有力な地熱発電を試しているだろうか。
国立公園法があるのは知っているが、国立公園内で、民間の土地を転がせないとか、そんな理由で推進者が少ないのではないか。
国立公園法を改正しようとか、特区を利用した地熱利用を考えた政治家はいないのだろうか。
小泉環境相が頼りないなどは言い訳にならないような気がする。
昨年のブラジル、アマゾンの森林火災や、現在も続くオーストラリアの火災をニュースで目の当たりにしたことを思い出しながら、この映画を観た。
今晩は。
申し訳ない気がちょっとするのですが、私の地域は暖かいんです。異常気象です。
このままだと、スタッドレスタイヤが活躍せずに今冬、終わるかも知れません・・。
一人連続2直体制(ご存知ですか?)で毎日過ごしていますが、最近、ショートスリーパーの魔法が溶けて来た気がしています・・。寒いとジェームズみたいに(暖冬ですが、一直目の早朝)眠気が襲ってきます。
且つては、”寝たら死ぬぞ!”と言っていたのになあ・・。
夜型人間というか、ショートスリーパーと言われてますw
消されてしまうことあるんですね!?
昔、タイトル変えるか消して下さいって警告が来たことはありますけどw
オリマキはボクシング好きな人や何てことないものを描いた様な古い映画が好きな人にオススメな感じです。
お休みなさい。