「女性である事が大きな障害であった時代」ビリーブ 未来への大逆転 星組さんの映画レビュー(感想・評価)
女性である事が大きな障害であった時代
世界で最初の女性参政権から約100年後
性差別の続く'60年代のアメリカ。
男は仕事、女は家庭
続く不平等の社会
変えなければ変わらない
アメリカの法律家、ルース・ベイダー・ギンズバーグの差別への挑戦。実話の物語。
映画の冒頭でスーツ姿の男達に混じっている女性を登場させた。大学で法律家を目指す彼女を取り巻く状況は決して良くは無い。ルースは理解のない学部長や周囲にへこまず自分を信じ主席で卒業した。
ネクタイ族の中のカラフルな服装の女性たち
ミミ・レダー監督は全体的に暗い雰囲気にせず、色彩、テンポ、構成をポップに仕上げた。主演のフェリシティ・ジョーンズはイングランド出身だけあって、10代から芝居に慣れ親しんでいた。ここでは強さと優しさを混ぜ、落ち着いた演技を見せてくれた。
後世の人の為に闘った法律家ルース・ベイダー・ギンズバーグは、映画公開の2年後に亡くなった。
勇気の湧く物語。
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