劇場公開日 2019年3月22日

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「私が女性なら、もっと共感出来たのでしょうか?」ビリーブ 未来への大逆転 よしさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0私が女性なら、もっと共感出来たのでしょうか?

2020年10月12日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

1970年代のアメリカ。男女差別が蔓延していたアメリカの法律に立ち向かった女性弁護士の物語。

先日亡くなった「キキ」こと、ルース・ベイダー・ギンズバーグの伝記映画です。
男女差別の法律を巡る裁判をメインテーマに、母娘関係等を絡めて描きます。

人一倍勉強熱心で、人一倍正義と理想に燃えて。それが性別だけで妨げられる社会に対する失望は、男性の私にも共感出来るものでした。
それだけに、裁判での攻防シーンは、事前準備を含めて迫力を感じます。経験不足のキキが見せる綻びと、情熱が魅せる説得力。ラストにキキが語る弁論は、カタルシスを感じるに十分な名セリフでした。

また、母娘関係、夫婦関係が温かく描かれているのも、良いですね。

正直言って、この方を私は存じ上げなかったのですが、アメリカではかなり人気の高い方なんですね。
この伝記映画を観て、その理由が分かったように思えます。

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よし