劇場公開日 2019年3月22日

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「優遇と差別」ビリーブ 未来への大逆転 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5優遇と差別

2019年3月23日
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単純

知的

難しい

ハーバードの法科を主席で卒業しながら弁護士事務所で働けず大学教授となった主人公が、弁護士である旦那と共に男性が不利益を受けた事案を取り上げて弁護士としてに裁判に挑んだ話。

女性が弁護士になることは難しかったどころか、様々な制限をうけて受けていた時代。

ヒステリックにみえなくもないけれど、賢いし能力あるし努力家だしそれでも性差で認められないことが多過ぎて、それに絡む話になればそりゃあヒステリックにもなるはな。

アメリカはもちろん日本の法律にだって詳しい訳ではないし、性差に関してとか個人的な思想はおいといて…。

結末は、まあわかっている訳で、映画としてはどう戦うか、どう痛快に弁論を展開させるか、どう響かせるかだと思うのだけど、大学入学からという長過ぎるスパンを描いていて詰め込み過ぎの駆け足に感じたり、全体的に緩急があまりない様に感じた。

ラストも特にこれといった切っ掛けもなく見せ場に繫げられた感じがして痛快さはなく盛り上がりに欠けたし。

つまらなくはないけれど特に刺さるものや残るものはなかった。

Bacchus