「反トランプ&#MeToo運動を反映した作り」ビリーブ 未来への大逆転 regencyさんの映画レビュー(感想・評価)
反トランプ&#MeToo運動を反映した作り
アメリカでは知らぬ人はいない、RBGことルース・ギンズバーグの半生を描いた映画が製作されたのは、トランプ大統領政権が無関係ではないはず。
連邦最高裁判事の中でもリベラル派筆頭とされる彼女ゆえに、反トランプ色が濃すぎな感もなくもない。
それゆえ、良く言えば堅実、悪く言えば面白みがない作りとなっているのは否めず。
ついでに言えば、邦題が抽象的すぎて画竜点睛を欠いているのが残念。
ただ、おそらく製作のきっかけの最大要因は#MeToo運動だろうけど、本作はよくある女性差別のみならず、秘められた男性差別にも踏み込んでいるのがポイント。
つまり、約40年以上前にRBGが訴えた本当の意味での男女・人種平等の時代は、いまだに訪れていない。
『女神の見えざる手』でも主人公の敵対者的役だったサム・ウォーターストンが、ここでも似たような役で笑った。
あと、ACLUのトップ役のジャスティン・セローがイイ味出してる。
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