「ジュディ・ガーランド・マティーニを作って」ジュディ 虹の彼方に shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
ジュディ・ガーランド・マティーニを作って
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映画「ジュディ 虹の彼方に」(ルパート・グールド監督)から。
外国映画の伝記作品って、ほどんどのパターンが
一時「アルコール・麻薬の中毒」に陥って、その後再起を試みるが、
昔の栄光や、周りに評価される環境に流され、また逆戻り。
そんな展開が繰り広げられる気がするのは、私だけだろうか。
男でも女でも、一度吸った甘い汁の味は、忘れられない、
それが、人間の本質なのかもしれない。
さて、気になる一言は、娘のパーティで出会った
「カクテルは好き?」で始まる男性との会話。
「うちの店では器具や材料を並べておいて客にカクテルを作らせる。
新しい味を求めて客はどんどん酒を飲む」との説明に、
映画ながら、ヒントをいただいた。
オリジナル・カクテルのレシピさえあれば、
それを聴いた好奇心旺盛の人々は、一度は、飲んでみたくなる。
だから、彼女が囁いた
「ジュディ・ガーランド・マティーニを作って」は頷けた。
彼女のファンなら、誰もが気になる「カクテル」であるから。
どんなイメージで、どんなこだわりの味なのか、
それが、ファンというものなのかもしれないな。
大ファンが表現した彼女の評価は、
「あなたの声は耳をすり抜け心に届く」だったから、
そんなイメージの味がするんだろうなぁ。
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