「今でも私の耳の奥でオーバー・ザ・レインボーが響いている。」ジュディ 虹の彼方に masamiさんの映画レビュー(感想・評価)
今でも私の耳の奥でオーバー・ザ・レインボーが響いている。
私は2月25日に有楽町のよみうりホールの試写会でこの映画を観ました。京葉線で行く場合は上りの終点の東京駅から山手線で有楽町に行く訳です。ところが連絡通路が長い。長い。一キロ以上有ります。一応動く歩道はあるのですが、それでも遠い。
ある日東京国際フォーラム(よみうりホールの横に有ります)に行った時、向こうにJRの入り口が見えました。もちろん有楽町駅では有りません。なんと・・・
京葉線の東京駅だった❗️つまりわざわざ長い距離を歩き、電車で元に戻って来ていたのです!
ネズミの嫁入りか❗️🐭
これを東京国際フォーラムトラップと言います。でも今は大丈夫です。👌
試写会で観たこの映画。観終わったあと困った事が起こりました。頭の中であの曲が鳴り止まないのです。そうです。オーバー・ザ・レインボーです。エンドレスで頭の中で鳴りっぱなしです。
私は決断しました。ちゃんと「オズの魔法使」を観ないと語れない。若き日のジュディ・ガーランドを観ないと語れない。よし!帰りにTSUTAYAでレンタルしよう!
最寄りの駅に着きました。あっ?!ある考えが頭に浮かびました。本屋です。古い映画を売っていた気がする。
有りました!奥に!えっ❓なに❓この値段はなに❓なんと・・・
290円ですよ!奥さん!買わないと損しますよ!
1939年の作品です。昭和14年だよ!いつだよ!だから昭和14年だよ!恐竜がいた時代だよ!
いや、いねえよ!80年前だよ。大丈夫か。
はい。ハードルを思い切り下げて観ましたよ。
そうしたら充分鑑賞に耐える出来栄え!いやごめん、面白いよ!メチャクチャ面白いよ!この後のクリエイターに影響を与えてるのが分かる。例えば・・・
ディズニー、スタジオジブリ、虫プロ、宝塚、劇団四季、etc・・・色んな映画が頭に浮かんだ。そうか「オズの魔法使」(間違いではないです。魔法使いではなく魔法使です)が原点だったんだね。さらにエルトン・ジョンの「グッバイ・イエロー・ブリック・ロード」もこの映画からだったんだ。すいません、知りませんでした。私の馬鹿、馬鹿、先に見とけよ。二回連続で観ちゃったよ。
カラーとパッケージに書いてあったんだがモノクロだよ。不良品だよ。所がある瞬間にカラーになる。最高だよ。殆どの映画がモノクロだった時代。当時の少年少年たちは歓声をあげたよ。多分。
ジュディ・ガーランドが可愛い。究極のネクスト・ドア・ガールだよ。喜怒哀楽が分かりやすい。天真爛漫、純真無垢(に見える)
格別に美人ではない、スタイルも良くない。でも可愛い。笑顔が輝いてる。最強の武器は歌!
上手い!17歳のジュディの未来は輝いている。
・・・と誰もが思った・・・しかし・・・
さてここまでが枕です。ありえん!ここから本作の感想に入ります。ネタバレが含まれる可能性が有ります。もう読まないでもいいですよ。
やはりこの方ですよ。レネー・ゼルウィガー
金髪、ぽっちゃり、ドジっ娘、アメリカンガール、そんなイメージを捨てて役になりきった。
凄いよ。凄い。もうジュディにしか見えないもん!
アカデミー賞ものですよ。だんな!いや取ってるから❗️歌も上手い!泣いたもん!
ネガティブな事を言うと若い時からアンフェタミン(覚醒剤) 眠る為に睡眠薬。それは壊れるって!絶対に壊れるって!やめろって!当時は合法でもね!タイムマシンで私が戻って辞めさせるよ!
なんか子役業界の厳しさと切なさを感じましたよ。楽じゃないんだね。周りの人も大変だよ。
遅刻、どたキャン当たり前。すぐに切れる。
それゃあMGMも手を焼いてクビにするよ。
薬物、アルコール、破産、子役時代の栄華に縋って波乱万丈の人生を送ったジュディ。いわばハリウッドに殺されたジュディ。でもロンドンのステージは圧巻の一言。隣の女性はそっとマスクを外して鼻をかんでました。私もですけどね。
そしてまだ私の耳の奥で「オーバー・ザ・レインボー」が鳴り響いています。
meiさんコメントありがとうございます😊こんなにたくさんのレビューがある中で私を見つけてくれて感謝します。
しかもご存知のように基本は全力馬鹿!こちらこそ宜しくお願いします。
素敵な枕です!もちろん中身も。
あちこちで拝見しておりましたが、とうとう我慢出来ずにフォローさせて頂きました。
なぜ我慢?
きっと楽しみになり過ぎるから😅
白黒からカラーに変わる「オズの魔法使」今、数十年前の記憶が蘇っております。見ました!それ!今一度見たくなりました。
ジュディも観たいと思います。
ありがとうございます。
masamiさんへ
観客が自ら歌い出した瞬間に「ボタリ」と音がしましたもんねw
雨降った時用に準備しているタオルが、タマタマ手許にあって良かったです!
琥珀様コメントありがとうございます。
そうなんですよ。著作権が切れた映画なんですよ。古いイコール悪いではないですよね。私が今度観たいのは「第三の男」です。
カイリ様コメントありがとうございます。青海と青梅トラップも有りますよね。
私もジュディをよく知らなかったんです。でもOZを観て古い映画もいいなあと思いました。
国際フォーラムトラップ、みなさん引っかかるようですね(笑)🙆
ジュディを知らなかったのですが、それでも心を奪われたので、彼女についてもっと知ってから観ればよかったと後悔しています。
kossyさんコメントありがとうございます😊
確かに私も長い間、レニーだと思っていました。色々経緯があってレネー表記になったのですね。そういえばレーガン大統領も最初はリーガンでしたね。
流石のkossyさん。なんでも観てるんですね。敬服します。
3月6日公開なのでまもなくですよ。
今、色々有りますのでご自愛くださいませ。
ぷにゃぷにゃさんコメントありがとうございます。お褒めのお言葉嬉しいです😃基本馬鹿なので木に登りたくなりました。
幕張トラップも一回書いたのですがバランスが悪いので消しました。
長文を読んで頂きコメントまでとは多謝でございます。
私もフォローさせて頂きました。宜しくお願いします。
お時間が有りましたら是非「ジュディ 虹の彼方に」観て下さい。
いいなぁ~試写会!
レニーと表記されていたのに、2005年頃にレネと表記が変わったことが話題になってました。軽部さんが「レネー」だと激白していましたが、その後のチラシやネットとかでも再度レニーに戻っていました。どっちが正しいのかわからなくなるのですが、チラシとか作品の公式hpが正しいのだと思い、自分のそれに合わせてきたのですが、またレネーに戻ったのですね!!
自分のレビュー記事にも書こうかと思ってたのですが、『恋は邪魔者』(2003)というレニー主演の映画ではジュディ・ガーランド映像があったんです!すでに共演してたんですね~ちなみに自分のメモを見て発見しただけなので、真偽のほどはあやしいのですが・・・
あまりに面白いレビューなので、フォローさせていただきました。
よろしくお願いします。
東京国際フォーラムトラップ、わかります。あれは罠ですね。
レネーは「シカゴ」でも聴かせてくれました。サントラ買っちゃいましたよ。
masamiさんのお墨付きなら、「ジュディ」も観に行こうかと思います。
映画館もいつまで開けていられるか、わからないですしね…。