「シネコンで見るカルト映画」サスペリア ジョイ☮ JOY86式。さんの映画レビュー(感想・評価)
シネコンで見るカルト映画
一流シェフのフルコースを全部グチャグチャにかき混ぜて、上からモツ煮をぶっかけたような…、そんな映画。
特に終盤の儀式のシーンは強烈!
エログロぐっちゃぐちゃでもう逆になんか笑ってしまいましたw
こんなカルト映画がシネコンでR15扱いされてるとはいい時代になったもんですw
B級カルト映画を題材に、現代風解釈を加えてアップデートした作品って意味では「プロメテウス」を思い出しました。
あの映画も序盤こそ神格化された仰々しい展開なものの、終盤加速度的にB級映画に変貌していくという。
作品の構成も似てるように感じます。
人を選ぶのは確かですね。
原作ファンには賛否割れるところでしょうが、魔女狩りとユダヤ人狩りをかけた裏テーマも興味深かったのでもっと深掘りして欲しかったですね。
あと音響がとにかく素晴らしいんで、その点ではスクリーン映えする映画だったと思います。
あとはティルダ・スウィントンの存在感がとにかく素晴らしかった!
陶器のように人工的な肌、冷たい表情、演じ分け、何もかも完璧でした。
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