「詩人の美しい言葉」メアリーの総て マッターホルン2さんの映画レビュー(感想・評価)
詩人の美しい言葉
バイロンとかシェリーとか、イギリスの美しい言葉の饗宴です。まさか、あそこまで激しい揉み合いの末生まれていたとは、驚きと同時に、美しさのために不幸せがあってもいいのかと、複雑な心境。英国のため息の出るほど素敵な田園風景にたたずむカントリーハウスの中で、涙を流した女性男性のお陰で生まれた詩に胸をときめかすのも、少し悩みます。芸術のためには、という一言では落ち着かないな。
女であるがゆえの悩み、今とは比較にならないほど悔しいことがたくさんあったろう、時代の苦悩もよく出ていて、期待以上でした。 早熟の天才。
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