「苦しみから傑作は生まれる」メアリーの総て ともちんさんの映画レビュー(感想・評価)
苦しみから傑作は生まれる
フランケンシュタインの作家が女性だったなんて、映画を観るまで知りませんでした。
いやフランケンシュタインの作者のことなんて、考えてもみなかった。
妻子ある男と駆け落ちし、しかしそのため、恋人は親から勘当されお金もなく、借金をしては取り立てから逃げてと、ときめく恋どころではなくなる。
あの頃の時代は今と違い女が自立して生きていくとうのは難しい時代だったと思う。
メアリーにはこれでもか、これでもかと困難がふりかかります。
観ていて何故にこんなに彼女はひどい目に合うのかと苦しくなりました。
しかし彼女はこの苦しみをばねにペンを持ち、紙の上で想像を広げた。
そこが彼女の誰にも邪魔されない唯一自由な場所だったのかもしれない。
私は彼女の作品は読んだことがないが、読んだ人はみな傑作だと評価している。
しかし 悲しみや憎しみなどを多くを経験してからこその作品だと思うと
やりきれない思いである
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