「主演女優のエル・ファニングに注目!」メアリーの総て ホワイトベアさんの映画レビュー(感想・評価)
主演女優のエル・ファニングに注目!
怪物フランケンシュタインの物語を創作したイギリス女性作家メアリー・シェリーの七転び八起きのような半生を描いた作品。そもそも女性作家による創作とは知らなかったので勉強になりました。男を見る目の無さは玉にキズですが、開明的な亡母の血筋を引いた聡明さと、当時のスター詩人バイロン卿にも物怖じしない彼女の胆力があの名作を生んだのでしょうか。ところで主役メアリー・シェリー役を演じたエル・ファニングは妙な魅力を湛えた女優だと思います。一昨年公開された「パーティで女の子に話しかけるには」は、個人的には苦手な作品だったのですが、その中で宇宙人役を演じた彼女は何か現実から少し遊離したような役どころで興味を惹きました。本作での彼女も、何か夢見る少女のような役柄でしたので、これと少し重なるところがあったように感じました。
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