「最高の結末の作り方は自分自身を変えること」Merry Christmas! ロンドンに奇跡を起こした男 bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
最高の結末の作り方は自分自身を変えること
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良かった、以外に。クリスマス商戦のベタ甘シナリオも覚悟してましたが、緻密に作り込まれたディケンズ伝記でした。が、これアメリカ映画?疑問に思う気持ちは、見ればわかります。
史実は不明ですが、クリスマスキャロルのラストは「ティムは病死。スクルージは業突く悋気のまま」だったと。なんやそれ、普通の悲劇やん?奇跡感ゼロだし。
小説のモニター役はアイルランド人のメイド、タラ(設定は12歳くらい)。タラは異議を唱えます。スクルージが生き方を変え、ティムを救えば良いと。
ここからが見どころ。「生き方など変えられない」とは、ディケンズ自身がトラウマに捕らえられており、自分自身の魂を解放できないから。物語は、ディケンズがオノレを乗り越え小説を完成させるまでの話、パートナー達と一緒にね。
トラウマを克服した、自分を変えることに克ったディケンズは最高の幸せを手に入れました、チャンチャン!つー映画です。
ちなみに吹き替えで鑑賞。市村スクルージ、最高でした。尚、クリスマスキャロルは観ておくか、読んでおくかは必須と思います。
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