「クリスマスの奇跡よ、起これ!」Merry Christmas! ロンドンに奇跡を起こした男 ガーコさんの映画レビュー(感想・評価)
クリスマスの奇跡よ、起これ!
結構深い話であった…。
クリスマスキャロルの話というよりも、
これは著書チャールズディケンズの人生を描いた作品となっていました。
クリスマスの奇跡を信じる彼は、家庭的で穏やかなよき夫。
誰からも愛されるステキな人だっと思っていましたが、物語の執筆に行き詰まると途端に態度が一変⁈
罵声を浴びせる癇癪持ちの男に一変します。
優しい男と、感情の起伏の激しい男。
果たしてどちらの彼が本当の彼の姿なのか?
その答えは彼の描き出す物語の中に…。
スクルージという金持ちジジイの人生を描けば描くほど、自身の過去をほじくり返してしまうチャールズ。
過去、現在、未来の幽霊の存在は、彼自身の人生を見ているかのようです。
金ばかりあっても、一人孤独で死んでいったスクルージ。
彼は己の人生を鑑みる事で、今後の生き方を改めることに…。
そして、彼はとうとう気づくのです。
幸せはお金では買えないと、だからこそ今ある家族を大切にしなければいけないと。
ふむふむ、なるほど。
色々と考えさせられる映画でした。
今回、日本語吹き替えでの鑑賞。
小野大輔さん、坂本真綾さんなど、豪華声優陣に加えて、市村正親さんなど、ベテランの俳優というかなり贅沢な仕上がり!
たまには日本語吹き替えで映画を観るのも悪くないかもと思える、なかなかの重厚感ある作品でした。
最後に余談。
公開が11月30日というのが不思議…?
せめて12月公開にしてくれれば良かったのに(笑)
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