「大人の鑑賞に耐える今年のNo.1」若おかみは小学生! クォードさんの映画レビュー(感想・評価)
大人の鑑賞に耐える今年のNo.1
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原作もTV版も知らず、予習無しでの体験になりました。
一度見たあとにTV版に目を通したのですが、映画はより大人向けです。児童も十分に楽しめるのですが、細かな心理描写等がなされています。
特に、自動車でのフラッシュバックや最後のお客様一家の話からくるおっこちゃんの孤独感の表現は見事としか言いようがありません。
強いて言えば、そこからの立ち直りが速すぎるという印象ですが、映画の尺を考えれば致し方無いところでしょうか。
ところで、冒頭のおっこちゃんが父に頭を撫でられるシーンの笑い声と、最後のお客様の男の子が同じように出す笑い声はほぼ同じです。もう無邪気な子供時代ではないおっこちゃんの成長をそこに見る事が出来ました。
平成最後の年の傑作アニメです。
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