「良すぎてヤバい。今年屈指の作品では。」若おかみは小学生! マツマルさんの映画レビュー(感想・評価)
良すぎてヤバい。今年屈指の作品では。
最初は児童文学の子供向けの作品だろうなぁと特に気にしてなかったけど、観た人の評価が高いのと予告編を観て、一気に観賞意欲が沸き、「茄子 アンダルシアの夏」の高坂希太郎監督と知って、余計に観たくなり、新宿バルト9で観賞しました。
原作もテレビアニメも未観賞で、どちらかと言うとアニメ作品は食指が伸びません。
ですが、この作品は観て良かった。
原作を読んでなくても、テレビアニメを見てなくても、映画作品はそれ自体が単体で成り立たなくてはならないと思うからこそ、劇場版だけを観て楽しめた幸せ。それぐらい良かったです。
いきなりの別れから始まり、出会いがあって、また別れ。
おっこの劇中の経験はほんわかな絵柄と裏腹に結構ハード。でも出てくるキャラが皆良い。
おっこも真月もおばあちゃんもエツ子さんも康さんもあかねもグローリーさんも文太も翔太もウリ坊も美陽ちゃんも鈴鬼も皆良い。
特にグローリーさんと鈴鬼が個人的に好き♪
皆良い人だから、終始幸せな気分で観れました。
作品が持っている雰囲気が良いし、絵柄も良い。声優の配役も絶妙。芸能人だけのキャストが最近多い中、きちんと本職の声優もキャスティングしているので、要所要所でビシッと締まる。演出もBGMも主題歌もみんな好き。
ガッツリハマったと言う奴でしょうね。
子供向けのアニメ作品と言うよりも、大人が観ても楽しめる。子供に是非観てほしい作品かと思います。
アニメーションと言う表現演出は実写と比べる事自体がナンセンスですが、その演出方法が行き過ぎると単なる殻に篭った自己満足に陥る作品が多いし、アニメがアニメ好きな人だけを商売にしている事自体が違うと思うからこそ、この作品の良さが染み入ります。
アニメは子供が観る物、もしくはオタクの物と
言う概念から解き放たれて、アニメーションだからこそ、大人が観ても楽しめる良質の作品を子供に観せたいと言うアニメ作品の1つではないかと思います。
面白すぎて、泣かして、良い作品に出会った気持ちで一杯で幸せと言うよりか、有難うと言いたい。
ずっと観てみたいと思いました。
好みはあると思いますが、ホント手放しでお薦めしたい、洋画・邦画・実写・アニメを問わず今年屈指の文句なしの作品なので機会があれば是非観て頂きたい作品です。
超お薦めです!