騙し絵の牙のレビュー・感想・評価
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面白いけど
大泉洋がふざけてない
悪しき伝統とおもしろいアイディア
日本は大手企業、スポーツチーム、国会などの、悪しき伝統にとらわれ、革新的なアイディアや提案が乏しい組織で溢れている。
主人公の高野は冒頭から悪しき伝統の中に潜む革新的アイディアにきずき、自分の考えを持ちながら仕事に打ち込む
もともとあった、自分の中の固定概念に疑問を持ち、速水という上司から良い部分を盗む
設定はルーキーだが、ビジネスマンとして最高の人材であり見本だ
過去の物は、新しい建物が建ち並べば、すぐに思い出すことはできず、常に記憶はアップグレードしていく
悪しき伝統はすべてが悪いわけではない、
古びた本屋にも、人間が知恵を使って築いてきた良い部分があり、現在の『面白い』アイディアと融合して革新しなければならない
今後は、固定概念にとらわれず、常に『面白い』アイディアを追求して仕事をしていきたい
追記
エンドロールについて、書籍をテーマにした映画はたくさんあるが、この映画のそれのアイディアはとても『面白い』と感じた
また、本屋に行ってトイレに行きたくなる気持ちに共感、この映画鑑賞中も行きたくなった
大泉洋が出来過ぎ
もしTVドラマだったら
元々胡散臭い業界の中の胡散臭い人達と真面目な人達
現在社会の文化論として見ても、とても分かりやすく面白かったです。
原作は少し前に観た「罪の声」塩田武士で未読ですが、この人はかなりのストーリーテラーのようで、本作も予告編とは別の意味で嵌められました。
私が昔から出版社(だけではないが)に対してヘンだと感じていたことを面白可笑しくストーリーに絡ませて、今のメディア論に繋げて行き、最後は現在社会の“仕事のあり方”に対する問題に展開して行く流れは見事だと思いました。
更に普段からそういうことに無関心な人でも分かりやすい物語(それも娯楽作品として)が構築され、凄く上手ですね。
しかしネットって、まさに現在の黒船ほどの衝撃があり、社会を大きく変える出来事だった筈なのに、出現から既に何十年も経っているのにも関わらず、新聞・書籍・雑誌などの出版業界や、テレビ・音楽・映画業界などもこの映画と同じ問題を抱えているのに、明治維新の様な社会的大変革にならなかったことが、私としては残念だし不思議な気がします。
恐らく、この業界が政治などと密接な関係があり、そこで様々なパワーバランスをとる為の機能(歯車)の一部を担う業界であるからかも知れません。
それに、こういう業界は人間の“衣食住”など生死に直接的に関わらない職種だから、業界外の人間からするとジワジワとした少しの変化しか感じられないのだろうと思います。
本来ならもっともっと潰れる会社が出て、新しい形態のシステムが出来ても良い筈なのにと思いますが、現実社会では私が望むような大改革はまだまだ起きないようです。
上記した出版業界で私が昔からヘンだと思っていたことは、崇高な芸術的・哲学的なものや高度な学術的なものを扱っていると思えば、同じ会社内で超低俗(例えばゴシップ雑誌の様な)なものまで扱い、清濁関係なくどの様な社内理念があるのかも分かりませんが、まるでカオスのような業界で利用はしても、胡散臭く決して心から信じることの出来ない業界であり続けていました。
でも、本作の様に上位の部署の方が下劣で、下位の部署の方が真理っていうケースもあるのかも知れないというのが、本作の目の付け所の面白い部分でした。
本作のラストはこういう業界の一つの理想的なサンプル例でしたが、現実社会ではまだまだ遠い世界の様に感じられました。
追記.
しかし『ノマドランド』でも本作でも、“Amazon”が今の時代を現すシンボルなのですね(苦笑)
あとこのコロナ禍、大きなスクリーンに5人だけの鑑賞でしたが、この様な面白い作品でもこの程度の人数しか集まらないのに、繁華街なら無目的でも多くの若者が集まり感染者を増やしている、この皮肉。
安定感有り
満足した! その笑顔に騙されてはいけない!
大きな劇場に足を運ぶたび、予告編が流れていた。キャストの面々には惹かれていたが「騙し絵」というミステリアスな単語がやや引っかかった。ミステリーやアクションはあまり得意ではないからだ。理由は、いろいろな意味で途中でついていけなくなる気がするから。とはいえ、ずいぶんと派手なアクションシーンが多かった「奥様は取り扱い注意」は楽しめたので、いっちょ観ておこうかという気合いで、仕事帰りに劇場へ足を運んだ。
この作品は、ひとことでいうと「大手出版社の内輪争い」である。常務派と専務派の2つの派閥が、老舗文芸雑誌派とカルチャー誌派に分裂し、パイを奪い合う。老舗文芸雑誌派は、会社の「顔」として、品位とブランドを守り続けてきたプライドがある。それゆえ、これまでは優遇されてきた。しかし、発行部数は右肩下がり。そこに、先代社長の死という争いの火種が飛んでくる。
常務派は、過去の栄光にとらわれていた。それゆえ、文芸雑誌の発行部数を大胆に伸ばすための知恵がないし、これまでの型を壊して新たに創造しようという気迫もない。文芸文化を将来につなげていきたいという思いは強いが、それは「これまで自分たちが会社を支えてきた」という精神論に他ならない。
一方、専務派は、会社を建て直すためには、大胆な経営改革が必要であると主張する。先代社長の後継には、専務が選ばれ、それは実行される。専務派は、常務派の影響力をなくすため、文芸雑誌の発行回数を削減し、カルチャー誌へのてこ入れを図っていく。そこで、カルチャー誌の編集長として登用されたのが、速水輝(大泉洋)である。敏腕編集者として渡り歩いてきた経験を生かし、社の救世主としての役割を期待された。当初は文芸雑誌の編集社であった高野恵(松岡茉優)は、速水の誘いを受け、鬱屈した文芸雑誌派から半ば裏切る形でカルチャー誌へ異動する。カルチャー誌派の手段を選ばないやり方に対し業を煮やした文芸雑誌派も触発され、騙し合戦を繰り広げるのである。
この作品に対しては「騙し要素が薄い」というレビューもあった。あまり騙し要素が多くない、と。恐らくは、ミステリーをよく見慣れた人の感想ではないかと思う。どちらかといえば、ちょうど良いくらいではなかっただろうか。大どんでん返しというものがあったかなかったか解釈が分かれるが、ただ、キャストがそろいもそろって誰かを騙すということだけは、間違いなくいえる(もちろん全員ではないが)。しかも、テンポ良く。まさかこいつまでが…という展開もあり、やはり満足である。相手を騙していたつもりなのに、実は自分が騙されたということに気がついたときの悔しそうな顔を「メシウマ」と呼ぶのだろうか。多分そうなのだろうと思う。
ミステリーにおいて「どういう騙し要素があったか」を開陳することは、間違いなくネタバレにあたる。その点については触れず、印象に残った場面を紹介する。
それは、主人公・速水は「難しいけど、面白い」を信念に行動していることを、もう一人の主人公・高野に打ち明けたところである。これは、上司である速水から、部下の高野に対する人生訓のように思える。いろいろな現場で、いろいろなことを「やらかし」てきたから、時にもてはやされ、時に妬まれ、さまざまな感情を経験してきた。しかし、それでも、速水はやり続ける。もともと老舗文芸雑誌派にいた高野にも、いつかノーサイドで返り咲いてほしいと願っていたからこそ、そんな話をしたのだろうか。
ただし、忠告しておくと、こんなにしんみりとしたエピソードで幕を下ろすことは、当然ないのであった…。「その笑顔に騙されてはいけない!」
原作と全然違う!!!!
私は基本的に映画を観る前に原作の小説や漫画は敢えて観ないようにしているんです。「原作の方が面白かった」って映画を楽しめなくなることが多かったので自衛のためにそうしていたんですけど、本作は珍しく小説を買って読みました。小説も非常に面白かったのでオススメです。
結論、楽しかったです。出版業界大手の薫風社内で行われる派閥争い。原作だと速水の視点から描かれる物語を映画版では複数のキャラクターの目線から描き、数多の思惑が交差するストーリーに変えたのは面白かったと思います。
原作を読んだ上での感想なんですけど、本作の内容は映画オリジナルと言ってもいいくらいに、原作小説とは全く異なる作品でした。ストーリーも違うしキャラクターの関係性も違う。薫風社という出版会社の「トリニティ」という雑誌編集長が雑誌の存続のために頑張るという部分は一緒なんですが、その設定だけ持ってきてストーリーは全く違いますね。本作の主人公的な立ち位置にいる小説愛の溢れる高野恵というキャラクターは小説版だと権力のある人に近づいて取り入ろうとする強かなキャラクターですし、物語に大きく関わってくる速水の家庭環境などは映画では完全に排除されています。
原作改変に関しては、賛否両論あるかもしれませんが、私は賛成派です。小説をそのまま映画化するのはかなり難しいので、映画用に脚本を練り直す必要があるからです。本作の原作改変も私は概ね好意的に見ています。しかし「ここまで改変する必要があったのか?」っていうくらい原作の内容が残ってないので、全面的に賛同しているかと言われれば微妙です。
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出版不況の波にのまれる大手出版社の「薫風社」。会社を率いていたカリスマ社長が急逝し、社内では誰を次期社長にするかという派閥争いが勃発していた。コスト削減を謳う専務の東松(佐藤浩市)によって廃刊の危機に立たされていたカルチャー誌「トリニティ」の編集長である速水輝也(大泉洋)は、雑誌の存続のためにあの手この手で奔走するのであった。
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小説版と比べて登場人物が絞られていましたね。小説版ではトリニティ編集部員は全員名前が出てきてそれぞれに個性がありましたが、映画版では編集部員で名前が出てくるのは文芸畑から来た高野と文芸誌に憧れて速水に不信感を抱く柴崎くらいで、他の部員は登場するものの名前も出てこないしストーリーにもあまり関わってこない。
なにより大きな改変は速水の家庭環境について全く描かれていないこと。小説版の速水は完全に関係が冷め切った妻と中学受験を控えた大事な時期の娘を抱える複雑な家庭環境であり、何故速水が小説が好きになったかという幼少期の家族のエピソードなんかも出てきたりして、それらがストーリーにかなり関わってきます。しかし本作では全くと言っていいほど登場しません。それが原作読者からすると本当に驚いた部分ですね。
しかし、改変しているからつまらなくなっているとは全く思いません。むしろ、改変によって非常に分かりやすく見やすい作品に昇華されていたとも思います。二階堂や城島咲などに小説掲載してもらうために交渉をするシーンがありますが、あの軽妙な描写や演出は、やはり実写で大泉洋が演じないとできない芸当でしたね。原作だと結構重いシーンとかシリアスなシーンとかあるんですけどそういうシーンも大幅にカットや改変されていましたし、大泉洋のキャラクターによるものなのか全く重さを感じさせない内容になっていてかなり観やすかったです。
ただ先にも述べたように「ここまで改変する必要あったのか?」ってくらい原作からの改変がありますし作品の雰囲気も違いますので、もしかしたら原作を楽しんだ方からすると不満がある内容かもしれませんね。しかし私は「原作小説のシリアスな雰囲気も映画版のコミカルな雰囲気もどちらも楽しめて一石二鳥」だと感じましたので、個人的には結構楽しめました。
原作を読まずに観ても面白いと思いますし、原作を観た上で映画の原作改変を探しながら観るもの面白いと思います。オススメです!!
06 大どんでん返し
本好きは騙されない
会社に尽くすな会社を利用しろ
とある出版社のお家騒動の話
豪華キャストの騙し合いバトル的な予告編を見た時からこの映画にはいい感情が沸かなかった。
ラスト何分の衝撃とか、あなたは絶対に騙される、驚愕のラストとか予告編で言われると、身構えてしまうのは私だけではないはず。
余計な事を言わなければすんなり驚けたし騙されたのに・・・
天邪鬼な感じで絶対騙されないようにしようと気を張りつつ鑑賞。
冒頭から意味深な感じでスタートするのだが、なんだろう純粋に見てられない、何かノイズを感じる。
予告編を見たからか、この映画にいい感情が沸かないからか、映る物全部がウザい、演技、背景、カットなどが気に入らない感じがする。
やばい、変なスイッチ入っちゃったかな~なんて不安になっていたのだが、自然とそんな負の感情はほぐれていった。
役者の安定感とストーリーのテンポのよさにどっぷり物語に浸かってしまった。
騙し合いも出版業界の裏側もお家騒動も雑誌存続も消えた作家も全部の要素が面白い。
騙し絵は一つ一つのパーツは独立しれるけれど全体でみると一つの作品になってる。まさにタイトルがストーリーを物語っている。
自分は騙されなかったけど裏切られました、いい意味で。
大泉洋は昼行燈役が似合いますよね。
ひょうひょうとしていながらちょっと隙があったり、憎めない。
得体のしれない新編集長役良かったです。
松岡茉優も真面目で熱い担当編集としていい味出してました。
大物作家に瞬きしないでダメだしするところとか、目がもう怖かったですね。
ワイン飲みすぎて酔っぱらう演技とか、本当にグデングデンな感じ出ててまいしたね。
國村隼、佐藤浩市、リリー・フランキーなどを贅沢に脇役で使っていて作品全体がガッチリとまとまっていたし安定感がすごかった。
脇役の中で一番光ってたのは池田エライザですね、美人モデルともう一つ顔、いいキャラクターでしたし、しっかり演じ切ってたと思います。
佐野史郎が出てる映画を最近ちょくちょく見てるんですが、とってもいい役者さんですよね、
安心できる優しい役もできるし、卑怯な小物にも巨悪な権力者にもなれる。
佐野さんを見てると図らずもワクワクしている自分がいます。これからも注目していきたいです。
あと塚本信也監督ですね、なんでこの人はこうも優しさがにじみ出てくるのだろう。
撮ってる作品は結構硬派だしハードだし、どちらかと言うと強面だと思うのだが、優しいんですよねセリフも表情も動きも。癒されます。
そう言えば森優作は「野火」で塚本監督と仕事してますよね、森さんも最近いい映画出てるの見かけるし人気上昇中ですね。
そんな二人が同じ映画に出てるなんていいめぐり合わせです。
個人的にこの映画での一番グッと来たシーンは
大泉洋がコーヒーカップを投げ捨てるところです。
一杯食わされた感、くやしさ、最高によかった。
あんまり見れない大泉さんのシーンな気がします。
伏線も持てあますことなく納得できる回収でしたし、どんでん返しも気持ちよく、予告編での不快感をはねのけるほどの面白い映画でした。
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劇中セリフより
「日本で勝負しちゃだめですか」
世界は広い、そして可能性がひしめき合っている。
日本は狭い、そして可能性がひしめき合っている。
日本一になったらつぎに世界一を狙うのが手順だと思ってたけど、どうもそういう時代じゃないようですね。
世界一になってから日本一を目指してもいい。むしろ世界一より苦戦するかも知れません。
ちょ、待てよ!
と、エンドロールを呆然と眺めながら思った。
映画、序盤は面白かった。
(太宰とチャンドラーのMIX、是非読みたい(笑))
半ばも小気味良く、面白かった。
全113分、100分超えた辺りも面白かった。
でもね?何これ〜?
これで終わりなの?
起承転、の転に差し掛かった辺りでブツッと終わって、転のメインと結が無いじゃん!
あとは観客のご想像にお任せします、ってか?
こっから、速水の真骨頂が展開されるんじゃないのかい!
「ちょ、待てよ!」もしくは
「なんじゃ、こりゃあああ!」と叫びたくなった。
「罪の声」に続いて、このままでは塩田武士という作家を嫌いになってしまう。すぐにシアターを出て、書店で原作を購入し、一気に読了した。
そして、本日2回目の
「なんじゃ、こりゃあああ!」を胸中で叫ぶ羽目になる。
だってね?
だって、あまりにも!
あまりにも「原作と違い過ぎる」んだもの!
一体、どこが「原作」なのよ?
一致してるのは主人公・速水。
あとはトリニティ編集部員の名前と二階堂先生の名前くらいじゃない?
(「名前」だけであって、速水以外のキャラクターは別人。特に高野恵。完全に別人)
もう、全っ然違う話じゃん、これ。
原作、面白いよ?なかなか。
特にね。「エピローグ」が実に良い。
「ちょ、待てよ。結がないよ(ややドスを効かせるギリ手前の低声で)」
と不完全燃焼だった想いが、無事に昇華致しました。
全然、違うストーリーだけど。速水という魅力的な人物を深掘り出来たから、まぁいいや。
(原作ラストの速水の勝利は、洋ちゃんはもちろんのこと、ロバート・ダウニーjrが演じても似合いそう。)
とゆーわけで、本作は吉田大八&楠野一郎バージョンの「アナザーワールド騙し絵の牙」でした。
結論。
吉田KIBAは、大衆娯楽大作。(ストーリーがタイトルと全然関係ないから、タイトル絡めるために、KIBA計画を無理矢理取ってつけただけ、って感じ)
塩田「騙し絵の牙」は、原作通りに撮ったら単館系ニッチ層向け作品になるだろね。(こちらはちゃんとタイトルの意味、あります。)
文壇&出版業界には思い入れがある。
個人的には非常に好みの作品であった。
原作ではきちんと、速水の行動原理、人格形成の基盤、守りたかったもの、40代男性の切なさ、やるせなさ、いじましさ、哀切、葛藤など共感を呼ぶ人間心理が描かれていて良かった。
映画も面白かったけど、コース料理のメインに一口、手をつけたところで皿を取り上げられちゃった感じなので大幅減点しちゃおうかな。
今回は原作に軍配を上げたいと思います。
(って、4階(映画)と5階(原作)で何やってんだかねぇ。惜しいなぁ。
数字取りに行く為には、こういう作風にするしかないのかなぁ・・・)
追記
二階堂先生は筒井先生ですよね(笑)
パーティーで山積みになってた、高野チェックの本は「聖痕」だろうし、ワインでも確定。(原作にはワインは登場せず、ヘネシーになってましたからw)
薫風社は角川オンリーではなく新潮社を足して2で割ったのかな?と。だから速水はFOCUSも自由に利用出来た。
トリニティはダ・ヴィンチ、なんとかオンライン(アップターンでしたっけ?)はフォーサイト、小説薫風は小説新潮+野生時代。
でも、なんとなく5階=新潮社、4階=角川でしたね(笑)
(最後、5階潰してるしw角川の本だから仕方ないか)
めちゃめちゃ面白いです。
転んでも
大泉洋を当て書きした小説を原作にした映画。ダヴィンチか何かで映画化...
観て良かった
騙され始めは予告編から?
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