騙し絵の牙のレビュー・感想・評価
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騙しの要素?
事前の宣伝などで、騙しがキーポイントのような印象がありましたが、然程騙し合いの妙を感じるにはいたりませんでした。出版業界を舞台とした物語としては、楽しめた作品でした。大泉に当てた原作とのことですが、本人がおっしゃっておられたほど、外されてはいなかったように思いますよ。むしろ、大泉のコミカルな演技ではなく、俳優としての実力が出ていたように思います。松岡は、さすが実力ある演技でした。でも、この役は少し年齢的に若かったかなって思いました。この業界に入って10年くらい経った35歳くらいの松岡ならバッチリだったと思います。彼女のファンとして、10年後に期待します。
面白かったし映像もしっかりしていたけど
騙し合いバトルかどうかは人それぞれですが、テンポが良く小気味良い良作です。
本来であれば去年の6月に公開されていた筈ですが、コロナ禍の影響で約9ヶ月の延期。まだコロナ禍の影響が予断を許さない状況ですがやっと公開。
この作品の予告編を上映前予告で何度観たか分かんないぐらいw
とりあえず以前から興味があったので鑑賞しました。
で、感想はと言うと、面白い!
テンポが良くて、いろんな問題や仕掛けがサクサクと出てくるので観ていて飽きさせない。
主演の大泉洋さんを始め、豪華キャストで物語がどっしりしっかり感が満載で邦画の面白さが詰まったエンタメ作品です。
ただ、最初に難点を言うとすると…予告編で散々煽られた「騙し合いバトル」と言う程騙し合いはしてないw
大泉洋さん演じる速水があの手この手でスカしたり戦略を張り巡らしたりしているだけで騙し合いと言う程ではない。
他のキャラにしてもそう。一筋縄でいかない癖のある連中なので「あ~言えばこ~言う」と言うか、狡猾かつ巧妙なだけで、騙していると言う感じではないんですよね。
ラストで松岡茉優さん演じる高野が速水を出し抜くのも騙している訳ではなくて、単に高野のアイデアが速水より秀逸だったと言うだけ。
この辺りが過剰に煽っている分、観ると肩透かしされた感があって、ちょっとなんだかなぁ~と思ったしますが如何でしょうか?
また、宮沢氷魚さん演じる矢尻聖が小説家なのかタレントなのかがよく分からん。
新人の小説家でイケメンだと思うんですが、過剰にイケメン振りを煽られているし振る舞いもタレントっぽい。
薫風社に訪れた時も女性社員が色めきだった騒ぎは今話題のイケメン俳優が訪ねてきた!ぐらいでないとああはならないとおもうんですよね。
また、池田エライザさん演じる城島咲が逮捕された際のコメントもタレント扱いに近い。
実はゴーストライターがいて、単に売れてない廃業を決めていた俳優でしたと言うのはちょっと無理がありません?と思うんですよね。
この辺りが巧妙に組まれていた割りには浅いと言うか、雑い。
惜しいなぁ~と個人的には思います。
大手出版社の社長が急死した事で新しい社長が就任するが改革として雑誌廃刊の余儀なくされる所に就任した新編集長の速水と歴史ある文芸誌から配属された高野があの手この手で雑誌「TRINITY」を盛り上げようとする。
だが、社内での権力争いや策略・陰謀が張り巡らされるがTRINITYは様々な戦略でトラブルも逆手にとって売り上げを伸ばしていく。また裏では名門文芸雑誌の復活と社内権力争いが暗躍していた…
と言うのがざっくりなあらすじ。
キャストは大泉洋さん、松岡茉優さん、宮沢氷魚さん、池田エライザさん、斎藤工さん、中村倫也さん、佐野史郎さん、リリー・フランキーさん、塚本晋也さん、國村隼さん、木村佳乃さん、小林聡美さん、佐藤浩市さんと超豪華メンバー。
大泉洋さんの速水は大泉さんをイメージして当て書きされただけあって、もうぴったり過ぎ♪
劇中の最後に高野にしてやられた際に屋上で憤慨からコーヒーカップを叩きつける様は今まで何処か痛快に映りますw
クールで策略を十重二十重に張り巡らせているルパン三世の様ですがw、まさかの元部下にしてやられる様は何処か人間臭さがあって割りと好きなんですよね♪
松岡茉優さんの高野も新人社員らしいポカをしたりしますが、松岡茉優さんってスカすか、感情の高ぶりの時の演技が絶妙なんですよね。
二階堂の接待でのワインで酔っぱらうのとか、矢尻の招待がバレた時の「お前誰だよ!」は絶品w
大御所小説家の二階堂役の國村隼さんも良い味出しているんですよね♪
原作の塩田武士さんは昨年公開された「罪の声」の原作者でもありますが、前作でも重厚かつテンポの良い流れが好きでしたが今業界的にも一番「気になる」小説家なんではないでしょうか?
個人的には実のお姉さんの塩田えみさんとお仕事をしてた事があるので、それも含めて気になります♪
監督の吉田大八さんは映画「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」や「パーマネント野ばら」「桐島、部活やめるってよ」「紙の月」等の「なんか気になる」作品を幾つ手掛けられていてます。
脚本の楠野一郎さんは「ケンとメリー 雨あがりの夜空に」「天空の蜂」「東京喰種トーキョーグール」なんかを担当されていますが、個人的に気になるのはカルト映画としてちょいと話題になった「ゴーストマスター」の脚本を担当されていたのはビックリ。…今までの毛色と全然ちゃうやん!w
雑誌が売れないと言うのは、以前から言われていた事ですが、紙媒体には紙媒体の良さがあると思ってます。
ですが、それでも費用を回収出来なくて、コスト削減で廃刊していく雑誌が多い中、「聖域」の様に守られている文芸誌は口も手も出す事は御法度な感じはそれなりに分かるだけに面白いし、小難しくないのも良い。
ただ、最初にも書きましたが騙し合いと言う程でも無いし、ラストもめちゃくちゃ意外か?と言われるとそうでもない。
「あ~そう来たか~」ぐらいかなぁと思うのと、薫風社の一大事業「プロジェクトKIBA」のタイトルっていろんな意味合いが含まれているんですが、ちょっとダサいかな?と思うのとw、エンタメ・カルチャー雑誌としてはちょっと秘策のパンチが弱いかな。
やっぱり文芸頼りじゃん!的なのが多いので、それなら劇中で出演された「義足モデル」の折茂昌美さんにもう少しスポットを当てた方が良かったのでないかな?と思いますが如何でしょうかw
それでも観る価値は十分にあると思う作品なので、是非是非です♪
良かった・・・のかな?
"予告編がミスリード"な映画
この映画の予告編は、「お互いを騙し騙され」みたいな演出をして、まるでミステリー作品か何かのように見せかけていますが、全くミステリーでも何でもありません。
どうしてこんな予告編を作ってしまったんでしょうね?宣伝の人間も自己主張したかったのかも知れませんが、観客を騙すような宣伝はいかがなものかと思います…しかも、コロナのせいで上映日が延期となったせいで、結構長い間この作品の予告編を見ることになる羽目になってしまったから、その罪は重いですね笑
作品自体は普通に面白いと思いました。
何の牙かよく分からない為、ゾウっぽいのが連想される
うーん…
出演者豪華だし大泉さんもさすがだし、個性的な役柄揃い。演技はみなさん面白かった。
でもラストが弱すぎる。
いくら伝説の作家でも32000円の本を売る書店がうまく行くわけがない。
たいして騙されなかったし。
だまし絵ではなかったよ。
あおり文句に期待しすぎた。雑誌や文学や出版への熱い思いは良かったのにね。
それに佐藤浩市のキバの企画がわかりにくい。あの維持費がかかりそうな箱物が、本当に出版社の再起に必要だと思ったんだろうか。五年かけて時代が変わったというが、キバの内容があまり具体的でないから説得力がない。大泉さんのトリニティーはまだ具体的で理解しやすかったけど。
キャッチコピーが違えば、まだ違った感想になったと思う。
【「トリニティ」という罠】
僕の姪が、トリニティという名前の、とあるスポーツのアマチュアクラブチームに入っていて、僕の妹に、なんでトリニティって名前なんだよと尋ねたら、子供・親・コーチでチームを作り上げてるってことだと解説されたことがあった。
まあ、キリスト教の三位一体(トリニティ)にかけて、よくも、そんな大層な名前にしたもんだと笑ったことがあった。
ただ、この3つでひとつのセットという思考は、人にとって心地よく聞こえるのは昔から言われていて、プレゼンなんかでも、序論、本論、結論の構成や、各項目に強みや問題点、メリット等を3つずつで展開させるとか、3つの集合からなるキャップを見せると、人はなるほどと思い込みやすいとか、分かりやすいとか、ある意味、魔法の数字のような扱いをされることが多い気がする。
(以下、ちょいネタバレ)
KIBAもそうだ、K・言葉、I・イメージ、BA・場。
もともと別のことなのに、強引に3つにすると、ちょっと受けが良いのだ。
この作品は、苦境に立たされている老舗の出版社と、伝統はあるもの不採算な部門、金食い虫の作家、下世話な情報雑誌、内部抗争、出版不況を題材に、さもありなんというストーリーが展開するが、謎の作家や、人気モデルの事件がスパイスとなって、話は二転三転する。
しかし、所々で登場する3つの事柄によって、観る側は、この出版社も、なんかまともなビジネスの方向性を探ってるんじゃないかみたいな気にさせられる。
上述の、KIBAもそうだが、薫風社・トリニティ・アマゾンのコンビネーションも、そもそも薫風社とトリニティは一体のはずなのに、中には、ほうほうと、何か新しいビジネスモデルのように思う人はいるに違いない。
だが、映画は、妙に説得感のある3つのキーワードから構成される(本当は稚拙な)ビジネスモデルよりも、出版業は、面白いものを作れば売れるんだという原点に辿り着くことになる。
この映画は、実は、ここがポイントなのだ。
僕個人としては、お笑い芸人さんやタレントさんが作家になりましたみたいのは、食傷気味というか、全然興味はない。
また、映画の最後に、出版業と街の本屋を兼業する書店が登場してが、同様な本屋が廃業したのを見たことがあって、紙の本業界が本当に逆風であることも理解したうえで、出版社には、脳みそが揺さぶられるような新進気鋭の作家を発掘してほしいとなと思ったりもする。
SFなんかで哲学的な問いかけのあるような小説を書く良い日本人作家さんはいないものかと考えたりもする。
それに、最近の芥川賞はハードル下げすぎだと思う。
四つの作品が映画化された佐藤泰志さんは賞に恵まれなかったが、当時の芥川賞審査員は、ちょーーーー厳しい面々(大江健三郎さんとか)で、今は、結構甘々だと聞いたことがある。
映画にも芥川賞云々の場面はあるが、もし、あんなことがまかり通っていたら…。
まあ良い。
ところで、3つキーワードの罠について、最近で云うと、菅の「自助、共助、公助」はそうだし、安倍の三本の矢も然り。
安倍の3本目の矢は、放たれたのかは分からないが、きっと、これらは、どこぞの広告代理店が、絶対入れ知恵したキャッチフレーズに違いない。
国民を騙そうとしているのか、はぐらかしたいのか、とにかくツッコミどころ満載な気がする。
まあ、映画はやむを得ないとしても、バカな政治家連中には騙されないようにしましょう。
罪つくりな予告
予告からコンゲームのような展開を期待し、公開延期も手伝ってさらに期待はふくらみ、公開初日を迎えました。レビュー評価があまりのびてないので、少々心配しての鑑賞でしたが、最後の最後まで楽しく観ることができました。
原作は未読ですが、「あてがき」だけあって、大泉洋さんの速水役はよくハマっていました。正直、大泉洋さんにキレ者のイメージはないのですが、見かけとは違って、信念に基づいて行動するような雰囲気は感じます。やはりこの役は大泉洋さんで正解でしょう。
難しくてもおもしろいことを求めて仕事するという速水の姿勢、あの手この手を仕掛ける豊富なアイデア、思い立ったら即実行する行動力は、本当にうらやましく思いました。実際にはさまざまなしがらみから実現は困難なだけに、憧れるものがあります。ただ、ことがうまく運びすぎで、いささかできすぎな面は否めませんでした。映画とはいえ、もう少し速水の裏の根回しや地道な情報収集的な活動が描かれないと、彼が努力不要のスーパー編集長としか見えないのが、ちょっと残念でした。
そんな、あてがきまでされた主演の大泉洋さん以上に光っていたのが、若手編集者役の松岡茉優さんです。彼女のもつ、こだわりと一途なイメージが役柄にピッタリです。こちらもあてがきなのか、むしろ主役は彼女ではないのかと思わされるほどです。小さな本屋、女子高生の一言、難しいけどおもしろい、薫風上司との因縁、父の存在、行列の思い出、神座など、さまざまな伏線を一気に回収しながら、彼女に収束していくラストは秀逸でした。
というわけで、かなりおもしろかったのですが、鑑賞後の率直な印象としては「あれ?これだけ?」という感じでした。というのも、予告でハードル上げまくった騙し合いバトルや、ラストの大どんでん返し等が、こちらの期待にまったく届いていないからです。罪つくりな予告のせいで、作品の評価が下がってしまったような気がします。
大泉洋よ。
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ある編集社の社長が死んだことで社内が権力争いに巻き込まれていく中、「トリニティ」という雑誌の編集長がいろんな企画を立ち上げていく話。
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この大泉洋が『コンフィデンスマン』のダー子的な、何にも囚われない自分の目的のために突き進んで、驚く仕掛けをしてくれてるキャラもの映画だと思っていた(というか中盤までほぼそう)。
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なので、あー!騙された!!ってスカッと劇場を後にするつもりだったんだけど、意外とこの編集長自由にやってるつもりでも結局は一企業の下で働く者の1人っていう重い雰囲気も残してて良い意味で予告に騙された。
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この役原作者が大泉洋で当て書きして書いたって言ってたけど、原作者にとって大泉洋はあー見えていろんなところに忖度してる人に見えてるのかなとか思った(笑).
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やっぱり私は池田エライザちゃんの話めっちゃ好きで、劇中で小説家の大先生に松岡茉優が女性観が古いと言う場面が出てくるんだけど、そう言うからにはちゃんとこの映画で更新してて良かった。
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単純にか弱い女性が狂った男に襲われるという今までの作品にありがちな流れじゃなくて、守りたい可愛い女性に作り上げられたことで男性に勝手に女性への幻想を抱かせた末に、、というとこがすごい良かった。
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タイトルなし(ネタバレ)
日本映画としてはよく出来た方だしストーリーはしっかりしていたと思う。
ただ、場を盛り上げるために邪魔な音楽が入ったのが気になった。ドラマの延長みたいな作りではなく、違う手法で盛り上がりを見せて欲しかった。
映画をざっくり言うと、大泉洋が演じる主役の速水がやり手で全てが彼の掌の上で転がっていたんだけど、最後に部下の高野恵(松岡茉優)に一杯食わされるってオチ。
出演者はちゃんとした役者だったので、変な感じにはなっていない。
薫風社は出版社なんだけど、デジタル化の波もあって景気は良くなさそうだ。従業員のデスクの上には書類が積まれていて、今だに昭和的な働き方をしている業界のようだ。紙と鉛筆の世界がAmazonのようなデジタル世界に飲み込まれ消滅するのも時間の問題のように見える。映画の中でも、高野恵の実家は本屋を営んでいたが閉店に追い込まれていた。
創業者の絶対的カリスマの伊庭喜之助が逝去すると、社内は二分する。1つは薫風社が100年以上も出版を続けてきた「小説薫風」を重んじる派閥と、「小説薫風」が儲からないと判断し新しいものを生み出したいと考えている派閥だ。
前者は佐野四郎演じる宮藤が中心で、後者は機関車トーマツと言われる佐藤浩市が演じる東松が中心だ。主役の速水は薫風社の新雑誌TRINITYの編集者で東松の協力者だ。速水の計画通り東松は社長になり、また宮藤は常務の席を離れた。
速水は相当なやり手。過去に様々な雑誌の編集経験があるので、色んな所とのパイプもあるしその分野の知識も持っている。彼の掌の上で計画通りに話は進んでいく。
速水は高野恵が落とした新人作家八代の原稿を拾うと、それが消えた大作家神座の物だと悟ってしまう。高野恵はそんなことには気付いていない。また、タレントの城島咲がかつてジョージ真崎のペンネームで小説や絵を書いていたことも見抜いてしまう。ハッキリ言って、読書が好きのレベルを超えている。速水の小説に対する知識は神レベルだ。
速水はTRINITYを売るためにいくつかの仕掛けを取り入れる。まず、イケメン作家八代と城島咲の小説をTRINITYに掲載することを企てる。それだけではバズらないので二人を交際しているとして週刊誌に掲載する。これで話題性は間違いがないので、TRINITYは売れそうだが、加えて二階堂大作を上手く丸め込ませ、二階堂原作の漫画も掲載する。
TRINITYの売れ行きは良さそうだ。
全て速水は計画通り。この後、城島咲は交際発覚を真に受けたストーカーに襲われ、なんとそれを3dプリンターで作った銃で応戦し、銃刀法違反で逮捕されてしまう。
イケメン八代はモデルみたいにチヤホヤされ、それに不満を募らせた。
実はこれも速水の策。
TRINITYで速水の部下、柴崎(坪倉)は元々速水のやり方が気に入らなかったので、裏で八代と小説薫風を仲介し八代は小説薫風に小説を掲載する事になった。
東松が社長になってから月刊だった小説薫風が季刊になって、苦虫を味わった宮藤は八代の小説を小説薫風に掲載すると会見する。その場に同席していた八代は実は小説は自作ではなく友人の書いたものを盗んだと記者に告白する。
全て速水の策だ。
速水はこのために役者志望だった八代に声を掛けて一芝居打ったのだ。
高野恵は激昴するが、そこに神座がやって来て、事の顛末を話す。
高野恵は元々「小説薫風」の編集だったが、二階堂大作のセレモニーの場で失礼な物言いをしたことから、「小説薫風」の編集から外されてしまう。高野恵が実家で燻っていると速水がやって来てTRINITYを手伝わないかと誘ったのが経緯。高野恵はその誘いに乗ると、これまでお世話になった「小説薫風」編集長の江波(木村佳乃)と疎遠となった。
「小説薫風」は休刊し、東松の計画通りにKIBA建設を進めようとしていた。KIBAはよく分からないけど、物流センター?みたいな、要するに薫風社が持ってる土地建物が利益を生むように有効活用しようと言う話。
東松の部屋に速水がやってきた。社長退陣の話をするわけだ。何を言ってるか分からない東松の前に伊庭の息子、伊庭惟高がやって来て東松は全てを悟ったようだ。
速水の計画通りに薫風社はAmazonと提携することになる。出版をやめてAmazon上に記事を掲載するような話だったと思う。薫風社の役割は才能ある作家を見つけることに重点を置くようになる。
TRINITYで速水の下で働いていた部下達は速水に利用されたことや将来性に不安を感じている。速水は言う、利用すればいいと。
速水と高野恵は薫風社の屋上で会話している。私を誘った時、実家の住所を知ってたのではなくてたまたまですよね。速水は偶然良い感じの本屋があると思って入店したら高野恵がいたと答える。
12月23日に高野恵は薫風社を退社する。7ヶ月後、元上司の江波と共に営業する実家の本屋に大行列が出来ている。神座の22年振りの新作を自身の店のみで販売するわけだ。定価35000円と高額だが、売れ行きは良さそうだ。
前にお店に来た女子高校生に、神座の本はえいがかやドラマ化されていないから読むしかない、と言われたことがヒントになったようだ。この店でしか買えないというプレミアムが行列を作り大成功した。
速水はこの話を聞くとコーヒーを、床に叩きつけた。速水の計算外だったからだ。
とは言え速水は次の一手のため、城島咲が投獄されている刑務所に行くと、彼女に小説を書けとアドバイスする。
展開が次々と起きて、テンポ感良く全く飽きずに最後まで見れた。デジタ...
そんなに騙してない
大泉酔う➡️一番(笑)
久しぶりに洋ちゃんのスーツ姿ににやけました✨
テンポのいい映画でした。
最後にまた速水の「返し」があって「にやっ」とほくそ笑んでラストシーンかと思いきや、あっさりおわった感が…。「騙し合い」というほどの大げさな仕掛けはなかったです。なので、★ひとつ減らしました。
次週末、友だちとまた観に行きます。
騙し合いバトルっていうほどのインパクトはなかった
騙し合いなどどんでん返しがある人間ドラマが好きなので観に行きました。
確かに出版社を舞台にした権力闘争は見応えがあったのですが、半沢直樹のようなインパクトはありませんでした。
とはいうものの、飽きることなく人間ドラマを楽しめましたし、役者さんの演技も上手で観て損はしない映画でした。
全433件中、341~360件目を表示