「屋上でコーヒーを投げつけるシーン。楽しいからこそ、一所懸命なんです。」騙し絵の牙 よしさんの映画レビュー(感想・評価)
屋上でコーヒーを投げつけるシーン。楽しいからこそ、一所懸命なんです。
出版不況の最中、新任の週刊誌編集長と、その自由奔放さに振り回される若手編集者を描く物語。
中々面白い作品でした。出版不況の中で突飛なアイデアで話題を作っていく編集長の奔放さ。「面白ければいいじゃない」「この雑誌で遊ぼうよ」。仕事を真面目に捕らえすぎている私としては、とても羨ましく、魅力的な言葉でした。
やはり自分が、「面白い」、「楽しい」と感じながら仕事をしないと、元気が出ませんよね。
ただの自由奔放な話ではなく、社内の権力闘争もしっかりと描かれていて好感。ラストに向けた展開は、やや無理も感じたことはマイナスでしたが、それでも驚かされるものでした。
変に説教じみたところもなく、無理なく楽しめる作品でした。
コメントする