「ちょっと前半でダレる」チワワちゃん 猫柴さんの映画レビュー(感想・評価)
ちょっと前半でダレる
たとえば
高校3年間同じクラスで家も近かった誰かより
本名や出身もよく知らないけど
クラブやイベントで何度か遊んだ子の記憶が忘れられないって良い歳になるとあるんだよね
90年代後半 カルチャーのど真ん中にいた原作コミックを描いた岡崎京子はそういう
か細いようで深く残る人との関わりを繊細に描ける人だった。
今作は原作から四半世紀過ぎているにも関わらず
若者の一時のはじけるような脆さと輝きは昔も今も変わらないと
教えてくれる。
前半はとにかくハジける若者達撮ったミュージック・ビデオを
何本も続けてみせられてるかのようで
んーーオシャレなんだろうけど映画なの??
という作り
後半に向けて人間くささがでてきて
ラストの埠頭のシーンは何年も前に読んだコミックまんまの作りで監督が原作の空気感を大切にしていて
良かった。
若い役者さんにダメ出しはしたくないけど
チワワちゃんを演じるには彼女は
カリスマ性がたりなかったかなぁ。キュートだけど。
脇役の玉城ティナをなぜチワワちゃんにしなかったのか疑問。。。
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