劇場公開日 2019年1月18日

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「"自分だけの、チワワちゃんとの思い出"」チワワちゃん K.Kさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0"自分だけの、チワワちゃんとの思い出"

2019年2月12日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

幸せ

若さを衝動性と暴力性で消耗しながらも快楽に身を委ねる若者達。

しかし、全員がそんな自分や周りをどこか冷めて見て"そこに何が残るの?""だからなんなの?"と問い続けているような前提がそこにはあった。

みんなそれぞれ、大なり小なり"その人だけのチワワちゃんとの思い出"があって
その人にとって都合が悪いような隠したいような思い出もあって

その中でもう会えない"自分が会ったチワワちゃん"に想いを馳せるような映画だった。
チワワちゃん自身に思いを馳せているのは、主人公だけ。
それでいて、主人公だけしか知らない彼女の姿も勿論ある。

人なら、経験があるような、
誰かとの自分だけの思い出。墓場まで持っていかなければいけない話。なにか大事な話をしたわけではないけれど、あの時あの場所で、あの人と話したことを、あったことをなんとなく覚えている。

そういった、”その人だけの、彼女との思い出”を振り返るような話だった。

それらは全て、結局人生のひとかけらでしかないはさ、消耗してく若さのひとつでしかない。
だからこそ、”若さの自爆テロ”なんだろうな。

遠くでやっているテロの話と、チワワちゃんの死は、等しく現実味がない。人生の一かけらでしかない。
でも確かに、チワワちゃんはそこにいた。
笑い、考え、傷つき、愛され、憎まれ、そこにいた。

登場人物の心の中に、
”自分だけの、チワワちゃん”が居たんだろう。



ということで、ここからは普通の感想です。
ラストシーンがとてもすきでした。実は静かに涙してしまった…。
それから、大学生の間に見れて良かったと強く思います。
社会人になってだったり、高校生の時見るのではまた印象が違っただろうなぁ、なんて。
個人的には、好きな映画です。

あとチワワちゃん、とにかく可愛い!魅力的過ぎる。ティナちゃんも可愛い!可憐すぎる!みんな細い!!!!!!
あとはやっぱりちょっとエロい。R15の作品です。
予告を見て、好きかも、と思った人には刺さる映画だろうなぁ…。

そんな感じです。個人的には☆4だけど、客観的評価なら3.5かな。でも、好きです。

K.K