告白小説、その結末のレビュー・感想・評価
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結末までイライラする。
そう言う事かとわかるまでイライラする。
主人公は次の作品がなかなか描けない小説家。
そこに若くて美しいファンが近づいて来る。
客観的に見てもこの女、なんか偉そうでムカつく。
それなのに主人公は信用して、
ネタは見せるは一緒に住みだすは、
メールも勝手に出させるし、
パソコンのパスワードも教える、
ノートも開けっ放しだし、
日記も手の届く所に、
ミザリーの現代版と思って観てた私は、
主人公!お前が全部悪い!何が起こっても同情しない!と
思ってたら、大間違い。
そこには大きな理由がありました。
流石のポランスキー。
すっかり騙されました。
最後にようやく分かりました。
自分の読解力のなさが嫌になりました。
ただ、イライラするのでもう観たくはない。
やっぱり不自然過ぎるもの。
私には難しい映画でした。
有名な女流小説家が、ある女性と出会い意気投合。同居することになるが、その女性の言動を影響され始め・・・という物語。
一言で言えば不気味な映画です。少し精神的に病んでいる小説家、その小説家に言葉巧みに近寄る女性エル。エルの不気味さがとても良く表現されていて秀逸です。
ラスト、大きな謎を残してのエンディングは個人的には好印象です。
ただ、上記の批評は鑑賞終了後のもの。実を言うと鑑賞中は「つまらない」「鑑賞するのがつらい」と感じていました。正直、似非映画愛好家の私には難しい映画だったのかもしれません。
スターチャンネル無料放送鑑賞。 なんやねんこの女、何を企んでるんだ...
スターチャンネル無料放送鑑賞。
なんやねんこの女、何を企んでるんだ、エル。
作家も作家や、何でこんな奴信用すんねん。簡単にパスワード教えんなよ!何、同居開始してんねん!
この不可思議な二人の女の関係が終盤まで謎のままに続く。イライラすんで!
そしてラスト。なるほど…しかしなんとなくスッキリせんなぁ。もっとスカッと驚愕させて欲しい。フランス🇫🇷系の映画には無理な要求だな(笑)
まあまあ
エヴァ・グリーンのこういうシリアスで美しい役がなんかめちゃ妖美でいいと思った。熱狂的なファンが自分の思い通りの小説を書かせよう?と思ってめちゃ猟奇的な行動を取ってなんか怖いけどなかなか面白かった。
【エヴァ・グリーンの蠱惑的な魅力溢れるサスペンス・ミステリー作品の佳品】
エマニュエル・セニエを完全に脇役にしたエヴァ・グリーンの蠱惑的な魅力溢れる佳品。
デルフィーヌ・デリュー(エマニュエル・セニエ:今作監督の、ロマン・ポランスキー監督の現在の奥さんですね・・)は売れっ子女流作家。
新作の構想も進まないデルフィーヌはサイン会を早々に切り上げ、出版会の会場で出会った”熱狂的なファン”だという美しい女性に会う。意気投合した二人。デルフィーヌが本にサインをしようと名前を尋ねると、その女性はエル(Elle)と名乗る・・。”Elle ” :フランス語で”彼女”・・・。
デルフィーヌの家には、彼女を非難する匿名の手紙の文面。その内容は彼女と亡くなった母親とのつらい記憶を蘇らせる。
電話番号を教えていない筈のエルから電話が入るが、会って話をするとエルの機智に富んだ会話に引き込まれていくデルフィーヌ。
スランプが続くデルフィーヌ。そんなある日、エルが彼女の向かいのマンションに越してくる。そして、エルの誕生日会に呼ばれるが、デルフィーヌ以外誰も来ない・・。
(何だか、不穏な空気が凄いのだけれど・・)
デルフィーヌの公私を支えるような立場になっていくエル。
家主から、急遽立ち退きを迫られたというエルは、デルフィーヌと同居することに・・。もはや、エルなしではいられないデルフィーヌ。徐々に、デルフィーヌの私生活に入り込んでくるエル。
そして、徐々に精神の均衡が破綻している様を見せ始めるエル・・。
(怖い、怖い、エル綺麗・・デモ怖い・・。脳内リフレイン・・。)
エヴァ・グリーン演じるエル(Elle)の、美しいが多くの謎を身に纏うエレガンスな姿、特に吸い込まれそうな、瞳に魅了された。
彼女は一体何者だったのか。
色々な解釈ができるストーリーも、私は大変面白かった。
<2018年10月5日 劇場にて鑑賞(セカンド上映)>
ポランスキーのまさに逸品
プライオリティー・マックスのポランスキー作品。
調子を崩した女性作家がファンと称する女性にずけずけと踏み込まれ、心までも壊されていく。大変な悲劇を予感しつつ、どこまで行くんだ、どこで終わらせるんだ、とドキドキしながら観た。
「フランティック」で神秘的とも言える美貌を放ち、ポランスキーと結婚までしてしまったエマニュエル・セニエはやはり魅力的な女性だ。いい歳のとり方をしていた。
そしてエバ・グリーンがとにかく怖かった。彼女の強烈な個性は貴重だ。
ポランスキー、やっぱうまいわ〜
主人公の行動が意味不明ワロタw
全体の不気味な雰囲気は良いです。
ただ、主人公の女先生の行動が、あまりにもひどいです。
脚本家のストーリーの都合にあわせて、
無理やり行動させられているようなご都合主義で、
とても不自然です。。
映画化決める前に、まず、プロデューサーがシナリオをダメ出ししなかったのかなぁ。。
少し物足りない
悪くないですが、一味か二味くらい足りない感じがしました。怖い、気持ち悪い雰囲気は出てますが、そこ止まり。また、少し間延びしてます。見て損した!とまでは言いませんが。
エヴァグリーン綺麗でした。
その結末に関して告白します...
映画「告白小説、その結末」。
ロマン・ポランスキー+オリヴィエ・アサイラスが仕掛ける、女vs女のスリラー。
エヴァ・グリーンが謎めいた美女を印象的に演じます。
エヴァとか、エルとか、キキとか、ややこしくなってきた。
その結末に完全には納得できないことを告白します。
ミステリアスな魅力に釘付け
なんといってもエヴァ・グリーン、この人ってお顔もだけど体から滲み出る雰囲気がミステリアスじゃないですか…
よって登場した時からすでに術中にハマってしまう。もしやと気づかされる視点も2人の醸し出すオーラがカバー
得体の知れない魅力に支配されてしまった感じがしました。
説得力の欠如
突然第三者が現れ、生活に深く関わるようになったり、状況がどんどん悪くなって軟禁状態になったりと、他の作品に通じるポランスキーらしさは充分にありました。
本当にこの人は変わらないな、と思いながら楽しみました。
しかしながら、異様な状況を観ていて引き込まれるような、そんな力が足りなかった気がします。
どことなくセリフがうわすべりで、響いてこない。
独特の世界観、雰囲気作りがポランスキーの魅力のひとつだと思うのですが、それが弱かった。
ポランスキーも老けたのかなぁ…などと思ってしまいました。
とはいえ好きな監督ですし、次作も楽しみにしています。
☆☆☆☆ 流石ポランスキーと言うべきか、(アサイアスとの共同脚本だ...
☆☆☆☆
流石ポランスキーと言うべきか、(アサイアスとの共同脚本だけど)面白い仕掛けでグイグイと来る。
芸術家の抱える心の苦悩。その僅かな隙間に入り込んで来る寄生虫は、徐々にその毒素を体内へと撒き散らして行く。
作品中に。本の表紙に使用された、特大な母親らしき写真を見た主人公。この時、彼女は露骨に嫌な態度を示す。
どうやら母親との間には、様々な出来事が有ったのだろう…と、推測される。
そしてその事が、彼女の心に重くのしかかっているらしい事も。
あくまでも個人的な感覚として。何となくなのだけれど、P・T・Aの『ファントム・スレッド』と重なる部分を少し感じた。
あの写真自体に『レベッカ』との共通点を…少しだけれども。
主人公の、芸術家としての苦悩は。往々として進まない新作に対し、どうやら限界に達してしまった様に見える。
しかし、そんな主人公に助け船が現われる。
謎のファンのエル!
彼女の助言も有って。主人公の前に立ち塞がっていた【困難な壁】は次々と取り払われて行き。少しずつ新作は、その型を成していく。
だが…。
エルはとんでもない寄生虫だったのだ!
…って事で、このエルとゆう女性!
実は彼女の存在を確認しているのは。ひょっとして、主人公だけではないのか?…を、パーティー会場に現われた時に「あれ?」…と思ったのだが。
実際問題、このエルとゆう人物はこの世に存在していないのではなかろうか?
ここがこの作品のキーポイントと言える。
このエルとゆう女性が街中に現われるのは(正確かは分からないが)作品中には3〜4回くらいだっただろうか。
主人公が常連のカフェらしき場所に、彼女は常に先に座って待ってはいるが、店員と話すのは主人公だし。サイン会やパーティー会場で会う時等は、常に2人きりだった。
主人公が怪我をした場面も。彼女の周りに多くの人達は居るには居るが、彼女は誰とも会話を交わしてはいない。
クライマックスへと行くに従い。このエルの行動は、どんどんとエスカレートして行き。そのオチへと繋がる場面は、普通に画面を眺めているだけでは。最後のサイン会に於ける、主人公のクローズアップの意味合いが違って見えてしまうかも知れない。
小品ながらも。作品全体に漂う毒と確かな演出力で、最後まで目が離せず。堪能させて頂きました。
2018年6月28日 ヒューマントラストシネマ有楽町/シアター1
サスペンスとしてはちょっと・・・・
エヴァ・グリーンが出ているので見てきました。エヴァ・グリーンとジェシカ・チャステインって俺的には、何か似ていて、両方好きな女優さんです。
本作品、ロマン・ポランスキー監督と言うのも、一味ありそうだと思って見に行きましたが・・・・
まず、私的には、テンポが悪すぎます・・・・
一体、エルは何をしたかったのか・・・・
ま、何と言うか、ある小説家の書けない苦悩と言った内容でしょうか、それを何とかサスペンス風に仕上げたのですが、突っ込み所は満載かな・・・・
この手のサスペンスって、怖くなって、ラストで「そうか」となると良いのですが、その主人公の窮地に追い込まれる感じが上手く表現されていないかな・・・
ま、エヴァ・グリーンの汚れ役も良かったけど、彼女が綺麗だったので、良しとしましょう・・・・
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