「8ミニッツ・オールダー」21世紀の女の子 梨剥く侍さんの映画レビュー(感想・評価)
8ミニッツ・オールダー
つまらない2時間の映画を1本見るのと、つまらない8分の映画を15本見るのでは、どちらが時間の無駄なんだろう。なかなか難しい問題である。玉石混淆という言葉を念頭に、15本もあるのだから、きっと二、三本は拾いものがあるかと期待したのだが、そうでもなかった。
“カメラマンと被写体”など似かよった設定の作品が複数あり、正直言って鑑賞後にタイトルを見てもどれがどの作品なのか思い出せない。全体を通して、こじらせ女子の手作り詩集を読まされている印象だった。
21世紀の女の子をスケッチしてこんな様相なら、20世紀か19世紀の女の子のオムニバス映画を見てみたい気もする。
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