「酷い題名、酷い内容。」耳を腐らせるほどの愛 お水汲み当番さんの映画レビュー(感想・評価)
酷い題名、酷い内容。
まずタイトルからして酷い。
タイトルというのは、観客に対するたった1行だけのラブレターでしょ。
こんなタイトルで、見知らぬ観客がお金を払いたいと思いますか?
おそらくは、吉本の「笑いのフォーマット」に首まで漬かったズブズブの客(固定ファン?)だけを対象とした映画だったのかも知れません。
「幸福の科学」謹製の映画に間違えて入ってしまったみたいに場違い感がおびただしく、ちっとも面白くもないし楽しめもしない、そんなドタバタ劇でした。
出演者の「ここで観客席が受けてるだろうな」、みたいな頭の中の計算が手にとるように丸見えで、シラケるのを通り越して、うすら寒いだけでした。
観客席には、ほんとうにヒマそうな人たちが数名、巨大な箱の中にポツリポツリと散在しているだけ。
演者たちのシタリ顔とは裏腹で、どこからも、一度も笑い声のカケラも聞こえず、吉本って、世の中をとことんナメてる連中だなという思いだけを強く抱きながら帰途についたのでした。
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