劇場公開日 2018年7月6日

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「良くも悪くもフランス喜劇」セラヴィ! ホワイトベアさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5良くも悪くもフランス喜劇

2018年7月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

婚礼プロモーターのマックスが、古城での結婚式をアレンジ。挙式当日のドタバタを活写。彼のスタッフ達はみなそれなりにプロ意識はあるのでしょうが、所詮自分のことがとても大事で協調などは大の苦手。躾の行き届いた私達日本人なら発狂しそうな場面がこれでもかこれでもかと続くのですが、フランス人の扱いに慣れているマックスはそれらの難局をギリギリ切り抜けて行く...余りにフランス的な喜劇でした。ただ最後の最後で、その駄目スタッフ達が才能を発揮してマックスを底なしの窮地から救ってしまう「うっちゃり」もしっかり収められていて、ちょっとエスプリも感じました。やはりそこはフランス映画ですね。ところで原題は「婚礼の行方(Le sens de la fete)」と直截ですが、邦題「C’est la vie」は英語版と同じ。なかなか気の利いたタイトルだと感じました。

ホワイトベア