「【暴力的だった父が、癌を告知された事で初めて神を信じ生まれ変わった姿を見た息子が作り上げた崇高な歌が出来る過程を描いた作品。ラストのバートを演じたJ・マイケル・フィンリーの歌唱シーンは圧倒的である。】」アイ・キャン・オンリー・イマジン 明日へつなぐ歌 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【暴力的だった父が、癌を告知された事で初めて神を信じ生まれ変わった姿を見た息子が作り上げた崇高な歌が出来る過程を描いた作品。ラストのバートを演じたJ・マイケル・フィンリーの歌唱シーンは圧倒的である。】
ー 名曲「アイ・キャン・オンリー・イマジン」が誕生した理由を、MercyMeのボーカル、バート・ミラードの半生と共に解き明かす。誰もが心を揺さぶられる実話。ー
■暴力的な父・アーサー(デニス・クエイド)のもとで育ったバート(J・マイケル・フィンリー)は、歌の才能を見いだされ音楽の道へ進む。
順調にキャリアを重ねるも、音楽プロデューサー達に厳しい言葉を告げられ、自信を失ったバートは故郷に戻ってくる。
そこで暮らしていたアーサーは過去の自分を悔い、バートと理解しあおうとするが、バートは父を信じられなかった。
だが、父が末期のすい臓癌である事を知った彼は、メモを見ながら歌を再び作り始めるのである。
◆感想
・今作は、実話ベースであるそうだし、アーサーとシャノンとの幼少期での出会いや、暴力的な父との衝突。母の家出など、アーサーが青年期になるまでが一気に描かれるので、ストーリー展開としては、やや粗い。
・だが、その思いを一掃してくれるのが、過去の自分の行いを悔い、あれ程嫌いだった神を信じる様になった別人の様になった父を演じるデニス・クエイドの姿である。
<勿論、ラストのアーサーの満員の観衆の前で「アイ・キャン・オンリー・イマジン」を歌い上げるシーンは、圧巻である。>
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