「絶妙コンビ」アイネクライネナハトムジーク りかさんの映画レビュー(感想・評価)
絶妙コンビ
最近、本作をじわじわとしっかり鑑賞した。今迄何回観たか数えきれない程観ているが、三浦春馬さん登場場面中心にしか観ていなかったので評判程、いいとは感じてなかった。
だのに、である、先日は美緒と久留米の高校生カップルのくだりもなかなか微笑ましいじゃん、貫地谷しほりとボクサーカップルも支え合っているなぁ、矢本悠馬と森絵梨佳の野獣と美女夫婦もなかなか味が出てるなぁ、とか素直に受け入れられたのである。虐められていた少年が成長して藤原季節になり活躍しているなぁ、とか。
すると、本作の評価も上がる。
皆さんの仰る通りだ。
そして三浦春馬さん、ベストカップル多部未華子さんとほほ10年ごと3回目の共演。
キラキラオーラを100%消してどこにでもいる会社員の兄ちゃんになって演じてくださった。美緒と出会した時のあの無防備な表情と服装、会社員やってる時もいつもと違い肩を落とし気味で頼りなさを表しているのか、どこにでもいそうな兄ちゃんだけど、この人は、と思った人は世界に一人。その相手の事を気持ちも含めて大事に大事にして来たのが後半わかる。
登場人物の皆さんが、この人だったからでしっかりと見極めて愛を育てている。浮気•不倫•二股‥‥なんて言葉は無関係。素朴でいて唯一無二のそれぞれの愛に心が清々しかった。ただ、泰造さんは何故別れた?
夜のネオンに煌めく歌とダンスが素晴らしい作品でした。日本版だと今は亡き三浦春馬さんが役を演じられて歌唱力もあって日本版のキンキー・ブーツも観たかった思いがしました。感動することに共感しました。
リカさん
三浦春馬さん、美しい映像に惹かれてのNHK「 世界はほしいモノにあふれてる 」、松岡茉優さんとの共演ドラマ「 おカネの切れ目が恋のはじまり 」のどちらも観ていた時だったので、報道にはかなりの衝撃を受けました。
亡くなられた事は本当に残念です。
この映画を日曜日の朝に鑑賞したのにはいくつか理由があります、
先ず、昨日『キンキー・ブーツ』を見に行って感動した事。
リカさんに共感など頂いているのに、返せないでいた事。
『私を離さないで』に三浦春馬さんが出ていて、カズオ・イシグロ先生がノーベル賞を取る前にそれを見て、綾瀬はるかよりも三浦春馬さんに印象が残った事。
三浦春馬さんの『罪と罰』を見たいと日頃から思っていた事。
それで、リカさんのレビューを読んで、やっぱり、三浦春馬さんはキラキラして見えていたんだ!と初めて納得しました。本当にこの映画ではそれを見事に消して、地味なサラリーマンやってますものね。あのドラッグクイーンのローラも演じていたとは思えませんね。残念な事に、三浦春馬さんの『キンキー・ブーツ』は鑑賞出来ませんでした。
『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』つまり『小さな夜』斎藤和義氏の歌。
大学の時に付き合ったいた人と始めて東京文化会館へ聞きに行こう。と言っていたモーツァルトの音楽でした。その前に原田泰造氏になりましたが。それも、この映画を見た理由かな。
追記 もう一つ理由があって、自慢話になりますが、原作者が僕の○○って事かなぁ。彼、千葉県人なんですよ。勿論、会った事ありませんが。
削除されると思いましたので、○○と入れました。