「たからもの」アイネクライネナハトムジーク くりさんの映画レビュー(感想・評価)
たからもの
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出会い観
ひとと知り合うきっかけと
その繋がりが生むしあわせに
浸れます。
あの時、あそこで出会ったのが
彼女で本当に良かったと
あとから思えるかどうか。
巡りあうことは
難しいけど、
巡り会えたひとが
自分にとって
気のあう人なら
最高ですね。
群像劇を紡ぐストーリーで
作家伊坂幸太郎、歌斉藤和義、
監督今泉力哉、主演多部未華子という
私にとって、好きなものを詰めた
宝箱のような作品なので
楽しみにしてました。
基軸となる主人公二人による
10年ごしの恋ばなは、
出会いからプロポーズまで
じれったいけどたのしい。
すれ違いを打破する
バスシーンでの彼氏の無茶ぶりも
誰もが経験する恋愛時の
変行動を連想させて共感。
もう、
あんなことできないけど
何故かあの時はできた…や
そんなデジャブに襲われたり、
こんな体験羨ましいと思ったり。
シャンプーさんって…
そんなん手にかいてるの
みたら、つい呟いてしまう。
なんかよいです。
日常にちらばる
ちいさなしあわせの破片を
ステンドグラスのように
集めた感じがとても
心地よいです。
作中のエピソードもいいのですが
作品自体も、伊坂さんと斉藤さんの
歌と短編小説の交流から
生まれたようです。
出会いから生まれる
ストーリーの始まり。
おすすめ。
やっと観賞しました。
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