「小さな夜の曲」アイネクライネナハトムジーク まつもとさんの映画レビュー(感想・評価)
小さな夜の曲
全然小さくなんかない、当たり前のようで全然当たり前なんかじゃない夜の作品。
伊坂幸太郎さんのお話は世間って狭いなあという考えがいつも根底にある感じがしてとても好きです。
それが伏線として回収されたり、大どんでん返しだったりな作風が好きです。
この作品は伊坂幸太郎さんの世界観がすごく綺麗に美しく表現されていて、見ていて素直に楽しかった。
要所要所で出てくる弾き語りのアーティストさんや、最後のボクシングシーンの消音のタイミングとか、本当に上手かった。
押し売りのような笑いはないのに、何故かふふっと笑ってみてしまう登場人物たち。
愛がなんだに引き続き今泉監督は日常の幸せを映像化するのが得意なのかな?と思いました。
出演者の方々は揃いも揃ってぴったりで大好きでした。
一人たりともこの人なんか嫌だな人がおらず、終始負の感情を持つことがない映画が久しぶりでした。
(悪役がいなかっただけか?)
三浦春馬さんかっこよすぎ。
大下ヒロトさん見れてよかった。
後後またこの作品を見てやっぱり大好きと思った瞬間に星5にしときます。
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