劇場公開日 2019年9月20日

「佐藤はどうなの?出会った人が紗季さんでよかった?」アイネクライネナハトムジーク 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5佐藤はどうなの?出会った人が紗季さんでよかった?

2019年9月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

いくつかの出会いの青春群像劇。筋書きはもろに伊坂幸太郎テイスト。
至るところにキュンとくるシーンが散りばめられていて、さすが「愛がなんだ」の今泉監督。
そう、出会いはどこにでもある。偶然の出会いだって、ありふれた出会いだって、運命的な出会いだって。大事なのはそこじゃなく、出会った人が本当に自分の好きな人なのか、後でふり返ってこの人を好きになってよかったって思えるのか、ってことだよなあ。それ、10年経たないとわかんないかな?うん、わかんないと思う。感情を成熟させるには必要な時間。だからそれを確認できた2人って幸せをかみしめることができるんだろうなあ。

栗太郎