「コーヒーと共に奏でられる映像と音楽が美しい作品でした。」コーヒーが冷めないうちに spoonさんの映画レビュー(感想・評価)
コーヒーと共に奏でられる映像と音楽が美しい作品でした。
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誰でも後悔する過去はあるもの。
この劇中では、過去に戻ったとしても過去を変えることはできないけど、今と未来は自分次第で変えられるという事に焦点が当てられているのが良かった。
認知症で自分を夫だと忘れた薬師丸ひろ子さん演じる妻を他人のフリをして介護する、松重豊さんの演技が一番ぐっときました。
妻は自分の3年後認知症が進んでいるのか夫に尋ねたけど、夫はそんな事ないよ、しっかりしてるよ、と言いながらも、その優しい嘘を感じ取る妻。松重さんの妻を想う愛がひしひしと伝わってきて、一番感動した。
設定はやや違和感を感じる所もあるが、それは非現実のタイムスリップなのだから仕方のない事だし、それほど気にならなかった。
それよりも過去にタイムスリップするときの、水の中に入っていく映像、壁にかかった写真がその人によってそれぞれ違う事、劇中で何度も小さく聞こえるプクプクという水の音、、、。映像も音も心地良く、綺麗で美しかった。
最後それぞれの人たちが語るシーンも良かったです。
皆さんのコーヒータイムが、素敵なひと時になりますように
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