映画刀剣乱舞のレビュー・感想・評価
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正しい歴史とは何なのか
これはすごい。人の歴史に対する見事な洞察だ。正しい歴史を守ろうとする刀剣男士たちを歴史の改編をもくろむ時間遡行軍が過去に飛んで争うわけだが、そもそも正しい歴史とは何か、と観客に突きつけるストーリーだった。
一般に知られている歴史は勝者によって語られた歴史だ。しかし、それが事実であったかどうかなど、後の世の人間には知るよしもない。そして勝者は敗者がいなくては成り立たない。敗者の歴史は誰にも顧みられることはない。だから、人間には、その時何があったのかわからない。
それを知るのは、敗者の傍らにいたモノ、刀剣だけだ。勝者の都合の良いように「改ざん」された歴史ではなく、ありのままの事実を知るのはモノだけだ。そして、そんなモノが生命を宿し、勝者が紡いだ人の歴史を守るために戦っている。
我々が知る歴史の陰には、敗者たちの知られざる歴史が山のように積み重なっている。だれにも顧みられないその歴史を刀剣だけが胸に秘めている。歴史の重みが心に染み渡るすごい映画だ。
刀剣ってこういう作品か
ゲームの実写版⁉️
期待、膨らませ過ぎました
ゲームの実写化より特撮が近いかね
原作を知らなくても楽しめる
ドラマでやれば?
役者さんのファンのみが楽しめる映画
刀剣乱舞のゲームが好きで、今年で審神者4周年になりました。
そんな私ですが、舞台はあまり興味がなくスカパーで放送されているものをひとつだけ見たことがある程度です。
それは不動を主人公にキャラクターの葛藤など面白いもので映画は更に面白いんだろうな~と期待して行ったら、まさに期待外れでした。
役者さんにあまり興味のない私は無駄に多いドアップに不快になりましたし、そこそんなに長く尺とる?という感じでした。
ですが、役者さんの演技自体は悪くなく、キャラクターになりきっていて素敵でした。ドアップ映しとけば喜ぶんだろとでも言うようなカメラワークが最悪です。
話の案自体は面白いんでしょうけど、話の構成が下手で途中で飽きていました。
初めて映画で寝そうになり、ショックです。こんなにつまらない映画って存在するんですね...
ですが豊臣秀吉のキャラが良くて最後まで観れました。彼がいなければ更に面白くない映画になっていたと思うので、彼には感謝です。
刀剣乱舞のゲームやアニメファンには物足りない出来となっていますので、全然おすすめできません。役者さんのファンだけが楽しめるという映画でした。
低予算でファンに好まれる作品
予備知識多少あり。
歴史物は某戦国のMのつくゲームは好きで、
Bのつくものは受け入れられませんでした。
映画の歴史背景はしっかりとしていて、
歴史好きの「たられば」シナリオも楽しめました。
鈴木拡樹さんの殺陣はファンの方にも満足して頂ける実力派ですね。
各々雰囲気を壊さず個性も出しつつゲームらしさも残しバランスが良いと思いました。
なんで高得点ばかりなんだ、高評価はサクラだとぼやく方がいますが、どんな映画にも合う合わないがありますから自身の人間性を貶めた言葉を使ってまでレビューされるほど期待値が高かったのでしょうか。
価値観によるだけではと思います。
ただ敵の目の作りが雑だなと感じましたが、予算を考えれば監督も冒険をしたなと思ったので予算面のサポートをされ、次回にいかしてほしい意味も込めて星4.5つです。
俳優さんの演技が良かった
そこまで期待せずに見にいきましたが、予想以上に面白かった!
何よりよかったのは今回の主人公、三日月宗近のリアルさ。表情一つひとつがすごくキャラクターそのものという感じがして釘付けになった。実在したらこんな風なんだろうな...と映画を見終わったあとも思い出してしまう。
敵の感じもCGなのか不明だが気持ち悪さがリアルに感じられた。
刀剣男士一人ひとりの演技や話し方がとてもよく現実味があるように出来ている作品だった。
話の流れも、なかなかに面白く若い女性向けにしておくにはとても勿体無い。
もっと男性や年配の方々にも広まって欲しいと感じる。
ただひとつ残念だったのは衣装がコスプレ感満載だった事。せっかく映画なのだからもっと汚らしくリアルに作り込んでも良かったのでは?と思う。ウィッグ感やカラコン感がすごいキャラクターもいて個人的にはもう少し自然にして画面に高級感があるとなおよかったな〜と感じた。
上手い!
原作未プレイ、アニメは劇場版(総集編)のみ鑑賞済、舞台その他は当然未見。キャラにも役者にも思い入れ皆無。
総集編から得られる最低限の知識程度しか待たない奴のレビューです…。
ブラウザゲー原作の映画は何本か見ましたが、その中では一番上手い。上質な娯楽映画だと思います。
キャラが少なくて分かり易いし、物語も適度にヒネられてて面白い。コスプレ格好良いし、伏せる気が一切ないオチへの伏線も楽しい。
アニメ版(原作?)の癌だったゲイゲイしい絡みやクソ寒いギャグは完全排除されてて安心しました。
これだけ合理性を無視したコンテンツを、よくここまで綺麗に丸めたもんですよ。プロの仕事に敬服です。
原作ファンの想い?史実と違う?殺陣が変?幼女?知らんがな。
+-両方の可能性が多方面にある作品
従来二次元作品の実写化に強い抵抗感があるのだが、今回は思いの外楽しめた。
大河ばりの脇配役、2.5次元キャスト達の確固たるキャラクターの確立、カッコ良さに振り切った演技や台詞回しやアクション。
歴史設定も巧妙に盛り込み、原作つきにありがちな詰め込み過ぎによる破綻もなく、一本の映画の時間内で、広げた風呂敷を綺麗にたたんで見せた。
原作ゲームファンのみならず、特撮、時代劇、歴史物、アクション好きなど、多方面にアピールできる要素があると思う。
反して、尖った部分も多々ある。舞台的な誇張演技、濃い特撮的表現、盛り込めない部分はバッサリ切り捨て、主人公に強くクローズアップした脚本、ゲームにない映画オリジナル要素。
拘りがあればあるほど、合わない表現への拒否感は強くなるだろうし、この尖った部分を気に入る、或いは面白い、アリかなと受け入れられるかどうかが、評価の分かれ目では。
個人的には、ゲームをあまり知らず拘りが薄い人、色々苦手なく面白がれる人、小林靖子好きな特撮ファンが一番楽しめるのではないかと思う。
私は好きですよ。
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