空母いぶきのレビュー・感想・評価
全435件中、381~400件目を表示
この映画そこまでダメですか?
予告から期待が高まり、公開を楽しみにしていました。そして公開日、何気なくレビューを見たら、とんでもない低評価にビックリ!そのいくつかを読み、原作の改悪と、佐藤浩市さんのコメントが主な原因と知りました。しかし、恥ずかしながら原作があることも、佐藤浩市さんのコメントも知らなかった自分にはピンとこなかったので、期待と不安を抱えて恐る恐る鑑賞してきました。
結果、あれ? そこまで悪い作品かな? むしろなかなかおもしろいんじゃないかなと感じました。というのも、開始早々に敵国の日本侵略で緊迫感が高まり、自衛隊がどのような思いで防衛にあたっているのかが、そのままラストまでしっかり描かれていると思ったからです。また、空母いぶきを始め、護衛艦、潜水艦、艦載機など、それぞれに見せ場が用意されており、手に汗握るシーンが多かったのもよかったです。いぶき艦内や政府内において意見を戦わせているのも、それぞれの考えに一理あり、その思いが理解できるだけに、考えさせられるものがありました。
しかし、気になる点も確かになかなか多かったです。まず、タイトルになっている「空母いぶき」自身の見せ場があまり(まったく?)なかったのは残念でした。各艦内シーンも、同じような場所で同じ人が話しているばかりで、絵的にはおもしろくなかったです。警戒態勢に入ったり、被弾したりした緊迫感を、もっと艦内各所の映像で描いてほしかったです。
また、国内の様子も合間に何度も挿入されていましたが、これがなんとも噛み合わない印象でした。戦闘中の自衛隊や紛糾中の政府との対比で描こうとしていたのでしょうが、さすがにこれでは伝わらない気がしました。
あと、なんといっても敵国が謎すぎます。どこにどれだけの勢力と軍事力を持ち、どのような戦略をもって軍事展開しているのかが不明なため、突如現れたエイリアンとでも交戦しているかのようで、現実味に欠ける印象でした。有事の際の自衛隊の重要性や自衛隊員の矜持、政府の姿勢など、考えさせられるものが多かっただけに、とにかくそこが非常に残念でした。
総じて、原作ファンには許しがたい駄作かもしれませんが、そうでない方には私たちの平和な生活を守る自衛隊について考えるきっかけをくれる作品だと思いました。
良くも悪くも“マンガ”
20XX年12月23日。日本の離島に正体不明の武装集団が上陸して、占拠した。その事態に、出動を命じられた日本初の“空母”「いぶき」、日本政府、そして、市井の人々の姿を描く。
うーん、良くも悪くも“かわぐちかいじ”作品ですね。途中までは、まぁまぁリアルっぽくも感じるんですが、最後の最後に、終わり方がマンガ・・・。まぁ、そもそも、その通りのマンガなのですが(苦笑)
いや、悪くは無いんですよ。でも、なんか、こう、グッと来るリアルさに今一歩欠けるんですよねぇ。どこがどうとは、敢えて記しませんが・・・。
でも、こういう事態、あり得ますよね。こういう事の、シミュレーション、頭の体操は、必要なのだと思います。
ネットニュース会社のプロデューサーとして、斉藤由貴が出ているんですが、なんか意外に良いです。
観ないでヘイト評価下げはやめて
かわぐちかいじのファンです。原作は買ったまま見ていません。映画になると知ったので。
かわぐちかいじらしい、政治や戦争などのメーセージ性のあるストーリーと、正義と正義の矛盾など、面白かった。2転3転したり、予想が出来なかったり。
今回は、自衛隊と専守防衛の矛盾がよく分かります。
こんな不甲斐ない自衛隊なら要らない!
と、
軍隊ではない、引いて日本人の誇らしい!
が、微妙に交差します。
俳優陣は文句なしでした。佐藤浩市さんのことが色々言われていますが、情けないとかっこいいがあってとても良かった。あるセリフにウルっと来ました。
強いて言うなら、CGがところどころしょぼい。これは予算の問題だと思うので、邦画ファンとしては我慢出来る。
脚本は原作読んでいないので分かりませんが、意味不明なシーンやセリフもあって、逆に冷めてしまう所もあったけど、概ね面白かった。
ネタバレしたくないので書きませんが、最後の10分は個人的には不満。
千葉では、ミサイル衝突と同時に地震があって劇場ごと、地域ごと揺れるという、5DXになった点はビックリしたけといい経験。
個人的には中国と韓国は嫌いですが、この映画はまったく関係ないストーリーでしたよ。
公開前から、佐藤浩市の演技や、中国ヘイトで、映画を観てもいないのに、評価を下げる書き込みには残念。せめて観てから評価して欲しい。
作劇が巧みで、キャラが立ちまくり。
邦画でこのレベルの軍事サスペンス映画が見られる時代が来ようとは。
脚本が伊藤和典だけあって、作劇が非常にうまく、サスペンスが持続して手に汗握る展開がうまい。
主人公の西島の腹が読めないのが、本当に上手い。こいつ、本当は何処かの国のスリーパーなんじゃないかと思うぐらい。
ひとりのヒーローを作ってそこに物語を集約せず、自分の持ち場で頑張る人たちの群像劇として描き、短い時間でそれぞれのキャラを立て、なおかつそれらが表す理念を物語として立ち上げる手腕は、パトレイバーでお仕事群像劇を描いた伊藤和典の面目躍如。
なおかつ、画面に映らない人の死がこれほど重く腹を打つのは、映画ホワイトアウトと違うところ。
そういえば、玉木宏は完全に古代守だったなあ。
今、そこにある現実
冒頭の「そう遠くない未来」がまさに現実。
でも、常任理事国全てってのは非現実的かな…。
かわぐち作品での総理っていつもヒーロー的だが
安倍総理はどう言う決断を下すのだろうか?
しかし、コンビニのシーンっている?
行列と品物がなくなるシーンだけでいぃんじゃない?
多方面への忖度を役者技量でカバーする・・
漫画は読んでないですが・・・
敵が中国から架空の国に変更されてるので、リアル感は薄れますが、元々日本に空母はなく、自衛隊に撮影協力依頼しなかったのも頷ける。
あくまでも架空漫画の実写エンタメ作品としての緊迫感はあり、面白かったです。
公開前に話題になった佐藤浩市さんの演技プラン言動に関しては、安倍首相を揶揄ってより、私的に東日本大地震の時の菅さんのような首相イメージでした。
誰も経験してない事を発令するのに迷いに迷い葛藤する首相に対して、いぶき艦長は幾度となく戦争の修羅場を経験したかのような自信とブレない精神力とリーダーシップは、いつ養われたのかと思ってしまうって所が・・・漫画。
W主演的な西島さんと佐々木さん含めて、出演者もリアルな自衛官と言うより、漫画の中の自衛官役を演じてる感じで、緊迫感と笑いのツボも・・・漫画。
他に目立ったのは、市原隼人さんも久々に彼らしい役でしたが、一昔前なら主演してたはずの中井貴一さんの無駄使い感ハンパ無いのは・・・映画w
ただこの作品〜画面か暗く帽子被ると誰が誰か分からなくなる( ^ω^ )
キングダムと比べると、原作漫画読んでる人は・・・・
多分怒るんだろうと思います^^;
☆3つ
面白かったです。
とても面白かったです。
最後の幕引きの仕方や、味方の弾は当たるけど敵の弾は当たらないのはリアリティとしてはイマイチですけど、ご愛嬌ですね。
ただ、コンビニシーンは邪魔だった。
コンビニシーンが無ければ、更に良かったのですが。
時間調整の為に無理に入れたの?という感じでした。
予算が3倍あったらなぁ
「もし仮に近隣国が、国際的にも日本領土となっている島を武力で侵略・占有したとき、政府と自衛隊はどうするべきなのか?」
という、シミュレーション的な映画でした。
専守防衛を徹し、憲法9条を守りながら、戦うという難題。
事態に対して、政治家や官僚は、何ができるか?
「戦闘と戦争の違い」の明確化。
スリリングで、緊張感があって、知的。
怪獣もロボ・レイバーもアイドルも出てこないけれども、巧みな伊藤和典脚本が味わえて、すごく面白かった。
妙な要素のつけたしに、省略で、原作の重厚さはなくなってしまったが、換骨奪胎してわかりやすくなっているともいえる。
手放しで褒めるかといえば、さにあらず。
CGがしょぼい!
明らかに、予算と制作期間が足りてない。
静かな波間から潜水艦が浮かぶところで、艦の周囲数メートルしか水が動かないあたりで、つらくてつらくて。
あと、閣僚会議が『シン・ゴジラ』の劣化版に見えちゃうのよね。
これは佐藤浩市たちが下手なんじゃなくて、会議室などの設備のチープさや場面転換の少なさが原因で、おそらくそれも予算の問題だよね、と推測してしまった。
また、(自分は違うけど)ミリオタ的にはきっと嘘ばっかり。
何しろ、空母にしては装甲が薄過ぎ。
下層の部屋にいる人間に、離れた護衛艦に魚雷が当たった衝撃が聞こえたり艦が揺れるってどうよ?
空自出身の艦長ってありえないだろ、も。
ほか、原作由来の部分もあるが、軍事的描写は全体的に雑。
このあたり現実にあるいろいろな船を調べるより、『2202』の艦隊運用で発揮された、思い込み重視の福井氏が関係した作品と思うと納得する。
それはそうと、公開前に「自衛隊賛美だ」と批判した左的な方々や、役者のインタビュー記事もまともに読まず「首相への揶揄だ」と騒いでた右な方々連中に言いたいことがあって。
「全ての指摘は、的外れ」
「観てからものを言えよ」
「エンタメだよ?観もしないで、自分の思想に合うかどうかで利用するの馬鹿じゃない?」
良かったけどなあ
原作未読
前評判が今一つだったので、迷ったけど良かったと思いますよ。
艦長も総理もトップというのは、批判を怖れぬ決断力が必要ですね。
映像もキャストも素敵。
そして、近年有り得る話で緊張。
こういう映画のとき、いつも思うのは、とにかくもっとお金かけてあげてほしい。
もっとよくなる。
チープすぎる
原作無視もいいところですね。
中国軍という設定が東亜連邦って新興国に変わって中国が日本の領土を侵害して始まる大国対日本の構図もこれじゃ台無しじゃないですか。
いまの世界情勢を鑑みて描かれてる世界観とか緊張感がここで先ず削がれてしまってます。
映画としてみても脚本そしてテンポがチープすぎますね。
これじゃ俳優さんたちがかわいそうです。
佐藤浩市さんの演技も原作の厳しい状況に決断をしていく感じが出ていない。真逆のキャラクターとしか思えなかった。
とても残念。
佐藤浩市さんが何と言おうとここは演出としてキッチリとこういう意図があって脚本が作られてるんだと強く出てほしいと今作では思いましたね。
映像的にみてもチープなCGでしたしこれじゃダメでしょって突っ込みたくもなります。
もう一度原作を読み返して作り直して欲しいと思ってしまう様な内容でした。
俳優や原作からは期待してはいけない。
2時間に12冊ほどの原作が入らないのは理解した上で鑑賞したがまさかの幕切れだった。俳優陣は揃っているのに活かしきれていない薄い内容の映画になっている。原作の対中国の内容を斬新に書き換えてあるとのことで、ワクワクしながら鑑賞に言ったはずが、DVDや地上波テレビで充分。特に戦闘シーンはCGがクソすぎるくらいのレベルで学生の課題で作るレベルで醒めてしまう。日本映画が好きな私ですが、同じ脚本、俳優でハリウッドで映画にしてほしかった。
ここまで曲げては観る価値はない
たとえばこれは、「太平洋戦争(大東亜戦争)」と称して、朝鮮半島軍がなぜか爆撃機を運用できて、広島・長崎の町に原爆を落として物語が始まり、翌日には米ソが日本を助けにきて解決するようなもの。
そのくらい「おい話が違わねぇか?」ってなる。観ていられなかった。
楽しめてる人には悪いけど、原作を意図的に貶めた者を賛美しているようにしか映らない。
ファンタジーとして観ようとしても、まぁつまらなかった。
なによりあの船が「いぶき」と呼ばれる度に、大事な作品が小馬鹿にされるような、悲しい気分なった。
まあ評価出来ます
原作は読んでませんが、映画自体は脚本もそう悪くないと思います。
原作を読んでる方の酷評が凄いので、面白くないのか?と思ったけど、そんなことは無かったですよ。
ここ数年日本のSFXも進歩してきたようで、昔のビデオゲームみたいなCGからは格段に良くなったと思う。自衛艦の水上走行シーンとか艦首のアップシーンとか、迎撃ミサイル発射のシーン、戦闘機の空中戦闘の場面、潜水艦の場面など。アメリカのILM社から見たらまだまだですが・・・。相手のミサイルを全弾命中とか話がうますぎるのも有るけど(笑)やったあという達成感は伝わってきますね、音響も昔の安っぽい破裂音からは進歩してる。
ただ敵の死者の数を心配ばかりするアホな副長!こんな奴は真っ先に撃たれて死ねばいいと思った。こちらが譲れば相手も譲るかもというのは日本人だけの発想であり、中国人は一切譲らないから 譲る=弱さとみる中国人には通用しない。しかしなんで中国とはっきり表現しないで"東亜連邦"などとごまかすのか?
仮に中国から抗議受けたって その中国自身毎年毎年 日本を名指しした反日映画を大量に作っているのだから逆に抗議すればいい話で
一番おかしいと思ったのは先にレビューでも指摘のあった護衛艦に旭日旗が見当たら無いこと どんな戦争映画でも護衛艦でもっともアピールすべき旭日旗を写さないというのは中国に遠慮したのか韓国に遠慮したのか情けないと思う。実に嘆かわしい事。
そのラストに登場する国連軍の潜水艦にはなんと中国の国旗が・・・・ここまでやると映画制作費には中国からの資本もあったのかという疑問も出てきますね、自衛隊からの協力は無かったそうですが旭日旗を映さないなら協力は出来ないという内情もあったのかと思う。
来たる2021年には日中戦争が起こる訳だから、むしろ中国軍の残虐さを徹底的に描いた方が自衛隊に対する支持率が高まる。現実に平成25年に"石垣島、宮古島上陸訓練"を行ってる人民解放軍、同じ年、習近平独裁者は全軍に対して日本との戦争に備えよ!と檄を飛ばしています。平成27年には戦略爆撃機6機を紀井半島沖まで侵入させておりいずれ東京空襲を実施するつもりだ、いま中国国内ではいかにして日本人を殲滅させることができるか、軍人レベル学者レベル一般レベルで議論が活発だ。
いぶきの副長の考える相手をおもんばかって、軽微な被害にしてやろうなんてこれっぽっちも思ってない。
空母いぶき
少し前からやっているハンターキラーと比べると物足りなさを感じてしまった。メインは空母ということで海自と空自の現場を再現してなら特殊効果は素晴らしかった。しかし、初島に敵が上陸し占領されて海保が捕虜になってしまったというならば陸自の第1空挺団がパラシュート降下で夜な夜な侵入して敵の占領したアジトを破壊工作して海保を救出し奪還するようなシーンも欲しかったです。敵の捕虜に簡単に撃たれてしまうシーンは頂けない。そこは自衛隊の格闘シーンアクションなどの見せ場が欲しかった。これではまだまだ洋画に勝てません。
自衛隊の、素晴らしい映画がどんどん出て来ることを願っています。
回避する強さ
原作未読
島嶼国家カレドルフが周辺国と結束して設立した東亜連邦という国家共同体が、海上保安官を拿捕した上に波留間群島の初島なる島を占拠。
海上警備行動で派遣された戦略的空母いぶきを含む第5護衛艦隊と武力衝突する話。
専守防衛、戦闘と戦争の区別等、有事に於ける葛藤と判断が如何にも原在の日本らしく設定・展開しリアリティがある様に感じるし緊迫感があって面白い。
戦闘シーンも迫力はあるのに淡々としているハイテク感とかなかなか見ごたえあって良かったんだけど…。
前線や政府の緊迫感との対比や身勝手さの表現というのはわかるけれど、吞気なコンビニの描写を頻繁に入れられるのはジャマくさいし、内戦や紛争という意味では現在も世界中で戦争が続いている訳でエピローグの記者絡みの件は白々しいし。
エピローグはほぼいらなかったかな。
全435件中、381~400件目を表示