空母いぶきのレビュー・感想・評価
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5大国が力を合わすことが出来たら、との願望
安保理常任理事国の5国が拒否権を発動せずに力を合わせたら紛争の多くが抑止できるのでは、という理想的な国連像を描くことが大きなテーマの一つと思った。
映画の中では、日本の自制した武力行使と積極的な外交努力、自衛官を殺した捕虜に対しても人道的な取り扱いをしたことがSNSで拡散され、世界の共感を得、常任理事国5国が力を合わせて紛争を停止させる事に成功した。(故に、作中の敵は仮想国でないとストーリーが成り立たない。)
逆に考えると、拒否権を持つ中国やロシアと紛争になった場合、国連は絶対に一つになる事が出来ないという事になるので、自らの弛まぬ防衛努力と米国を始めとする自由主義国との良好な関係構築が国を守る上で重要という事ではないか?と感じた。
我が国の在り方を考える上で良い映画であったと思う。
(ただし、他の方の指摘にあるとおり、戦闘中の各艦のメインマストに戦闘旗たる自衛艦旗が翻っていないこと及び海自隊員の腕のワッペンが旭日旗でないことはいかなる理由か、残念。)
行ってまぇー
問題無く楽しめた
不戦国家の気概は伝わったが・・・
原作の完全再現は無理とは思っていたが
レビューはあまり参考にしないで自分は自分の感性で観に行くのですが(結果それで良かったということも多々あり)、こんなにもレビューを信じておけば良かったという映画も無かったです。悪い意味で。なお発言が問題になった役者ですが、それについてはどうでといいやと思ってましたし、実際には何のメッセージも読み取れませんでした。まぁ決断力がない使えない首相だなとは思いましたが。そう思わせる魂胆だったのか?だからといって映画は映画なので現実の首相に対して評価を変えるような影響力は微塵もありませんでしたけど。軍事的なことやCGのことはあまり分かりませんが、衝突シーンや炎上シーンで、その現場を描写せず、役者の顔に炎(の照明)を当てる演出は覚めましたね。護衛艦が炎上するシーンは唯一頑張ったんでしょうね。どや!ってくらいに長尺でしたw護衛艦からのミサイル(軍事的知識が無いのでそう表現します)発射シーンについては、最初は「おぉ!」と思うリアルさを感じましたが、そう何度も同じシーンが繰り返されると「しつこい!」と思いました。最後にコンビニのシーン。品物が全て売り切れになったため臨時閉店させたとして、休憩室やレジ周辺ではなく、商品売場で倒れ込む店員。それを店長が発見した後の第一声が「メリークリスマス」。あの子、頭が足りない人の設定なのか?と思ってしまった。
原作を知らない人は楽しめる。
摩訶不思議な映画で破綻だらけ
平日で安かったので鑑賞しました。違う意味で期待していたのですが、そういう意味では期待以上でした。戦争映画?として見てはだめで、ツッコミ入れながら見る、ネタ映画です。
話題になっていた首相の演技は全く問題なく、許容範囲内でした。
他の設定、某国の軍の行動、自衛隊の振る舞い、日本の様子、海外の様子、全てが破綻しています。全く感情移入できず、結論としてはキツイ映画でした。
某国の軍の行動は、結局何がしたいの?ということだらけ。
単にミサイルをいっぱい打ちたいだけか?という感じです。
空母持ってるし、潜水艦もあるし、戦闘機も20数機と、軍事拠点でもない単なる島を侵略するために大規模展開するわけです。で、何をするかと言えば、何のひねりもなく、順番にミサイル打つだけです。その後、軍事的なかけひきもなく、外交的なかけひきもなく、国連軍が来たから下がりますという、結局何がしたかった?
次に自衛隊。冒頭の潜水艦が艦隊と一緒に海面で進んでいるのも驚きで、その後艦隊と一緒の速度でガンガンに音出しながら行くのか?隠密行動しないと潜水艦の意味ないですよ。あと戦闘で相手の潜水艦にぶつけますが、その後の対潜戦闘を考えないところが大馬鹿です。潜水艦いなくなってどうする。相手も魚雷一発も打たずに素直にぶつけられるという大まぬけ。
墜落した敵のパイロットを助けて、ハンドガン奪われてって、艦で銃を持つってことは警備要員じゃないのか? 担架で運ばれている負傷した味方パイロットが気づくような、敵パイロットの仕草に気づかないという大まぬけ。あと海上で助けたんだがら、極めて寒いはずで、普通ブラケットでくるむとかしないか? そうしておけば拘束もできて行動も制限できたのに。
自衛隊の振る舞いではないですが、攻撃を受けた被害の描写もおかしい。敵潜水艦に乗り上げた潜水艦の内部は、天井から水が結構な量で落ちてくる。ぶつけたのは下ですが。何で上から? 全体ゆがむくらいにぶつけた? おいおい。
魚雷一発で大炎上する護衛艦。艦首付近に当たったのに何が燃え
て大炎上? 普通ダメージコントロールするでしょ。大炎上はないですよ。
一佐、二佐クラスなのに作戦行動中に感情的になったり、自衛隊と言えども、数えきれない訓練とシミュレーションをしているプロ中のプロですよ。ありえない。塹壕こもって、突撃~じゃないんですから。
日本の様子。動画がネットにアップされ、戦争か?となって、コンビニに人が押し寄せて食料買い込むシーン。コンビニ店員は、夜通し接客で疲労困ぱい。いやいや、当方阪神大震災経験者ですが、コンビニなんて30分もたたずに品物なくなります。作中では物流も止まっていたし、摩訶不思議。
クライマックスの国連軍の各国の潜水艦。音もたてずに海上艦より速く現地に出現。お~い。最初から予見してそこにいたのか? 浮上すると潜水艦は無防備だが、よいのか? 相手はならず者国家だぞ。なんで潜水艦? 普通艦隊でしょ。せめて戦闘機多数とか。
最後にいぶきの艦長の行動の動画がネットにアップされ、世界中が感銘を受けたシーン。世界中で戦争や戦闘は数えきれないくらいあって、もっと悲惨なことも、もっと立派な行動をしてるひともいっぱいいるんだが。そもそもあれで報復したら、犯罪になるはず。あんなんで感銘を受けるか?
以上のようなツッコミを心の中でしながら見る映画です。
(この映画を見て感動したとかいうひとは、まったく信じられないです。)
自衛隊に対して、戦争反対と言うひとがいますが、自衛隊は文字通り自衛のみで侵略戦争は不可能です。そういうことをするための兵站がないので。米国がいろんなところに出張っていますが、兵站がちゃんとしてるから行けるんです。今や戦国時代みたいに現地調達なんかできませんから、人道的に。侵略した先で空腹で動けなくなって終わりです。ましてや経済がグローバル化して、侵略戦争なんぞしたら経済大混乱になるんで、各国から袋叩きで終わりです。侵略を戦争でする時代は終わって、人、モノ、金で浸食されて経済を握られて・・・という時代です。
期待しないで見に行ったら予想以上
酷評されているので、本当はどうなのか見たくなり映画館へ。
評判以上に残念な作品でした。
たまに良いことを言うけど、言葉にしないで表現する方法だって可能なシーンもあったし、本当に残念な作品。
コンビニのシーンは僕は高く評価しています。総理、良かったけれど、しゃべりすぎです。
戦闘シーンは空戦で迫力のCGが一部ありますが、それ以外はがっかりです。装備や自衛隊そのものについて基本的な知識もない人が作るとこうなるという感じ。いくら協力が得られないといっても、あれはあんまりです。やっちゃった感満載。
色々なことを大目に見れる人にはオススメ出来ます。それが許せない人には見ないほうが良いです。
僕は原作を読んでいますが、既読・未読関係なく、残念な作品と言えます。
無知の妙
原作が1000倍面白い
映画の後、原作を読み始めた。
個人的に自衛隊が嫌いなのであまり読みたくなかったが、その圧倒的なリアリティーにはのめり込んだ。恐怖を感じるほどだ。
映画は単体として、自衛隊アクションものの域を出ていない。どうせ中国に忖度しまくりの電通が仕組んでいるんだろう。知らないけど。
政治的葛藤話しとして全く面白くない。なんせおとぎ話にしちゃってるからね。
ラストシーンは白けました。ありえない!
映画館出たくなりました。
この程度の作品しか作れないのが、この日本の本当のリアル。その悔しいまでの現実を思い知るには最適な映画だ。
是非とも皆さんに原作を読んでいただきたい。
あと、どうでもいいですがイラつくので一言追加。作品の評価が低くて驚いたとか言ってる人がいますが、人の感じ方は色々です。あなたがどう評価するのか堂々と書けよ。人の評価が気になって仕方ないんでしょうね。哀れです。
観ておくべきかと思い
現実に近い24時間
50年以上も戦闘状態だったフィリピンで人口400万人のイスラム自治州が誕生。
ISILとの連携もあり、大国の中古兵器の供与もあり、イスラム隣国はMigにSu戦闘機を保有し、資金源と言われるイランは革命防衛軍が潜水艦隊を布陣。マジ、現実に近く。
いらないと思ったコンビニ店員さんは、暴動放火略奪無くイブに在庫無くなるまで営業。
戦争を防止するため命をかける自衛隊員と通じるものを。
捕虜は今にもアラーアクバルと。
事前知識が必要な映画です。(全てを理解するには)
興味はあったけど評判があまり良くなく心配していました。
ですが、観賞し始めてすぐにその心配はなくなりました。
だって超面白かったんですから!!
映画は誰にでもわかるように作らないと一般受けしないと思いますが、その意味では空母いぶきは常識破りをしていると思います。
だって事前知識がないと細部が理解できないつくりになっていると感じました。
かわぐちかいじのこの系統の漫画はほぼ読んでいるため、細かい設定や仕様はなんとなく分かっています。
空母いぶきの肝はストーリーです。
このストーリーを完全に理解する為には残念なら事前知識が必要です。
知識をもってこの映画をみれば星5以外はつけられないはずです。
終わり方について色々言うかたもいるようですが、私はこれが好きです。
どっかの禿げ作家がグダグダいっていますが、あいつは馬鹿なので無視してください。
なんと言おうと空母いぶきは最高です!
ここまで壊しにきたか
楽しみにしてたんですが、評価は「ひどい」の一言ですね・・・
原作貶しが、本当に酷いです。原作者は劇場版をキチンと監修したのでしょうか。よく上映できましたね、これ。
ひとまず観てきてウンザリしたことを10点ほど以下に羅列します。
1.中国に野心はないという特殊設定
この空母いぶきの世界は現実とは異なるパラレルワールドです。中国が存在しますが、中国は尖閣諸島に野心を燃やしていないことになってます。中国の脅威には一切触れないのです。現実の脅威である中国に配慮し、ここに目を瞑らないと映画化はできなかったのでしょう。とても悔しいです。
2.配慮の末にねつ造した「謎の国」の設定が雑すぎる
中国は脅威ではないとなると、日本はなぜ空母が必要なの?となります。その答えとして、この映画では尖閣を狙う別の勢力が南に沸いたことにしています。現実には存在しない、戦わせても誰にも文句を言われない好都合な敵を、ねつ造したのです。急ごしらえで設定されたため、現実味がなく、設定には粗が目立ちます。
謎の国のリアリティについては、多くは語りませんが、「ありえない」のオンパレードです。
3.旭日旗隠し
空母いぶきを含むすべての艦艇は、旭日旗を見せません。海軍の習慣法を殺したと言えましょう。
4.垂水首相≒安倍首相?
垂水首相は原作とは違い、トイレから登場します。別のシーンでは水筒を持っています。「腹痛を理由に雲隠れ!」となじられてた時期の安倍首相の特徴と被せてあるのが伺えますが、このあたりが政権風刺のために難病を揶揄したと問題にされ、この映画を矮小化させています。
原作の空母いぶきにはない問題を、佐藤浩市氏は自らの信念によって持ち込んでしまったと言えましょう。
5.守るべき日常の描写がわざとらしい
コンビニのシーンがちょいちょい戦闘シーンの合間にはさまります。自衛隊が守っている日常を描写したかったのは理解できますが、ものすごく冗長かつ、わざとらしい。作品のテンポを大きく削ぎ落としています。
6.ところで君は誰?
壮々たるメンツである名俳優たちを、惜しげ無く無駄遣いしています。登場人物が何故か原作よりも多くなっており、艦内のシーンは安いセットを誤魔化すために、原作よりも暗く見せているので「えっと、この人は誰だっけ」となってしまいました。
7.捕虜を暴れさせる自由を認める特殊設定
日本人は自衛隊員まで平和ボケしてるという特殊設定があります。捕虜の扱いが優しすぎたことで捕虜が暴れ周り、味方が亡くなるシーンがあります。最後にはそれすら、友愛の心で許してしまいます。
8.艦内自由行動を許可する特殊設定
民間人の記者が艦内で動き回って活躍します。自由に取材して、好きに動きます。機密の固まりであるはずの艦内で、です。
9.空母いぶき艦隊は課題解決においてチョイ役
最後には空母いぶきから発せられたSNSが感動を全世界に伝え、国連軍が重い腰を上げて助け舟を出してくれるという特殊設定を採用しています。あれ、いつから亡国のイージスに切り替わったんだ?
自衛隊員の努力や、たぐいまれな戦闘技術、戦争を回避するための苦労により、大事にならないうちに国連軍が動いてくれました。ハッピーエンド!
空母いぶきは、戦争に発展させない状態のまま耐えて、国連軍が動いてくれるまで戦闘してりゃあ、それで良かったのです。ぶっちゃけチョイ役扱いです。
例えるなら、「あ、兄貴ぃ!助けに来てくれたんッスね!頼もしいや!オイラ、なんとか持ちこたえやしたぜ・・・」的な役割の子が、この映画のタイトルやってる感じですね。
10.中国は助けに来てくれるという特殊設定
中国の描写は、尖閣諸島に野心を持ってないクリーンな中国という特殊設定だけに飽きたらず、日本を助けてくれる国連軍の一国として描かれています。二重の配慮ととれましょう。そこまでしないと映画化出来なかったのでしょう。とても悔しいです。
これらのことを全てひっくるめ、「ひどい」と評価します。
なかなか面白かったです
「空母いぶき」を見に行ったはずなのに、最後は「沈黙の艦隊」が登場するとは思わなんだwww
両方とも「かわぐちかいじ」繋がりということで、ま、いっか(*^ω^*)
ある意味 鑑賞者参加型の映画か?
全583件中、361~380件目を表示