「自分的には面白かった」空母いぶき ららさんの映画レビュー(感想・評価)
自分的には面白かった
冒頭、字幕で東亜連邦って出たときはパラレルワールドの話かと思ったw
色々言いたいことはままあるけれど
面白かったです、原作知らずで、事前情報ゼロで見ました
中国のことねってわかれば、いずれ起こってしまう第3次世界大戦または
現在でも中国の侵略にも似た行動に苦労しているであろう自衛隊のことを
思わずにはいられない
映画としてきちんとハラハラするところはして
ベタですが悲しいところは悲しくて緊迫感もありました
日本人はどこまでも日本的で道徳的に描かれている
今まさに中国がめんどくさいことになっているからリアリティがあり
あの人ら領海領空侵犯どころか撃ってくるんだから
日本は苦労してるでしょうと・・・
前半に総理役の佐藤さんがアメリカ副大統領に電話したときの
内容と最後にグッドラックって言った感じまさに
あの感じなんだと思うわ
自国の損得第一で属国のことなんぞさほど
興味ない
ストーリー的には最後は国連登場でちゃんちゃんです
俳優さん豪華です、贅沢ですね
こっから気になるポイント
空母や潜水艦の中の映像なので寄りの絵が多い
動きがなくてそんなにアップいらないです
なので俳優さんたちの力量と顔面力が要ですw
内容的に仕方ないのだけれど
カメラワークと説明台詞これも気になりました
西島さんのキャラが掴みきれない
佐々木さんは熱演
あたしの好きな藤さんは前半早々に去ってしまいさみしい
それにしても本田翼が大根です、小倉さんいてくれてよかった
へんに斎藤由貴の存在感がありすぎ
真田さんは?
中井さんが三谷さんの映画みたいなキャラになってた
死亡フラグが立つとやっぱり死ぬ
もし戦争が起こってしまうなら人でやるのではなく
ロボットとかでやればアホらしくなってやめてくれないかな
ラスト総理が官房長官に席を譲る話が出て
2020年10月現在リアルでは実際にそうなりましたね
最後に一番言いたいこと
この映画は東亜連邦ではなく中国とはっきり表現して
勝負して欲しかったです
そこ大事じゃないですか
この映画のテーマとして、自分でもん?と思うのに
実際見た人は自衛隊であろうが政府関係者であろうが
モヤルと思うのですが・・大きなお世話ですかね
実際の自衛隊の方達はあんな狭い中で生活して
ストレスたまるだろうなって
あの状況で戦争でなくても命の危険や、
今回のように攻めてきたりしたら
そんななかで感情はフラットではいられないでしょう
特に仲間が殺されたりなんかしたらその怒りや悲しみは
相当なものだと思います、戦争の悪感情の増幅ですよね
今回の映画の中でも死者が出ています
簡単に人は死にます
戦争のない日々が続くよう一人一人が考えないといけないと
思う一方、今平和に思えているのはこの映画のように自衛隊の人たちがギリギリで
駆け引きや時には戦ってくれているおかげかもしれないと考えさせられる映画でした
この映画の点数を4にしたのは今だから・・・かな
2019年5月に公開されてたあの頃に見るより
コロナがあって無茶苦茶な2020年も半分過ぎた今
コンティジョンをみたときと同じ不安感や既視感のように
何故か心と頭にグッときたんですよ
じゃ、違う時に見たらどうなんだと3、8?w
兎にも角にもこんなことにならないように平和は大切ってことですよね