劇場公開日 2019年5月24日

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「超保守的考えはこの映画には不要と思われる。」空母いぶき 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5超保守的考えはこの映画には不要と思われる。

2019年12月28日
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鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

難しい

国籍不明の武装勢力を最西南端の初島を占拠されたとの情報を得て、空母いぶきが確認に迎う話。
原作コミック未読。

序盤、海域の権限がどのくらいなのかは定かで無い為、日本が初島へ迎うルートにて、どのくらい自衛の許可があるのかが分かりづらい。
更にインドネシア辺りに「東亜連邦」という架空国家連邦を設定で作ってしまっているものだから、敵が東亜連邦なのか?それ以外なのか?で迷う日本側の対応も話として面白味は薄い。

正体不明ながら先制攻撃されてますので、「強気でまずは初島へ行けば?」と思うのだが、行けない所も日本らしいっちゃ日本らしいのですがね、、、。

無言で挑んでくる戦闘機に相手側の脱出の事を考えてやったり、相手側への慈悲の志が凄いのなんの。
逆に自分側の護衛艦しらゆきがやられて目の前にて炎上しててもシラっとして記者に対応する隊員には唖然としましたが、、、。

何か起きる度に自衛隊員の命の事をかなり尊厳、超保守を口にするので、それも要らない。自ら武器を持っているのだからいちいち口には出さないで頂きたい。そんなに覚悟が無いものかね?🤔(新波演じる佐々木蔵之介は特に。)

緊迫感の無い母艦いぶきに船乗する記者2人も要らなかったなぁ。

だんだん観ているウチに目的(初島行き)を見失い、訳わからない方向へ進んで行き、いつの間にか初島問題が解決した映画。本土の平和ボケも魅せたいらしいがパッとしない。
頭に残るのは「戦闘シーンは面白かったな。」と。

「自衛隊は戦争を避ける為にある」(新波発言)
はぁ?避ける事なんか出来ないよ。そんなんだったら自衛隊は要らないよ。(戦争を防ぐなら分かりますがね。また、避けるだけ避けようとして後々の自衛隊の活躍の場が無くなった場合の事は考えた事あるのか?新波は😓)

自衛権(防ぐ為に戦う権利)という考えを問う映画であるのであれば、超保守的考えは極力含まなくても良かったのでは無いか?テンポを悪くしている。
(超戦闘的考えが出てこないのだから。)
そう思わせてくれる作品でした。

巫女雷男