「日本の国防について考える良いきっかけに。」空母いぶき あぽろさんの映画レビュー(感想・評価)
日本の国防について考える良いきっかけに。
これまで戦争ものの映画をわりと好んで見てきたのですが、今回はいつものようなワクワクとした高揚感を感じませんでした。
これまで見ていた戦争映画は、過去の実際に起きた戦争について物語るものだったので、どこかスターウォーズのような単純に戦闘シーンかっこいい!というイメージで見ていたのかもしれません。
一方、空母いぶきは、これから起こりうる未来の話で、戦闘シーンが、CGの出来という意味ではなく、本当に起きている事実という意味でとてもリアルに感じられて、ワクワクする余裕が心の中になかったように思います。
西島さんが攻撃する際に口角を上げてニヤリとする度に
ゾクっとする感覚がありました。これまで友人の自衛官の話の中で
「実践がない訓練に対するモチベーションの維持が難しい」
などということを聞いたことがあります。日々厳しい訓練を受けてきた彼らが実践の場を目の前にした時には高揚感があることは容易に想像できますし、かといって戦争をしたいということとは違う複雑な心境だということも察することができます。
映画の中で、「力には力で守る」というようなセリフがあって戦争には反対でも、その言葉を完全に否定はできないなと、思いました。
この映画を見ると益々その気持ちはしっかりと自分の中に認識されます。
戦闘と戦争は違うけど境がグレーだということ、武力を放棄すれば戦争をしなくて済むという単純な話ではないことをこの映画を見るとリアルに感じられますし、考えるようになりました。
色々な捉え方があって良いと思います。
さて、下のコメントの方、貴方に誇りはないのですか?プロフィール画像を見る限り、マトモな方とは思えませんが、とにかく人のID名を意図的に乗っ取らないで下さい。私のレビューに何か気に入らないことがあるなら、直接コメントを下さい。