「惜しい、説明ではなく説得力が欲しい」空母いぶき こたポンさんの映画レビュー(感想・評価)
惜しい、説明ではなく説得力が欲しい
原作の設定変更の憤りは分かりますが、
感情的な攻撃は如何なものか?ましてや、見てもいないのに以下略
さて、肝心な感想として
仮想の国家的な危機に立ち向かう群像劇としてどうしても「シン・ゴジラ」と比べざるを得ないのですが
艦隊の指揮官、その部下達の描かれ方は合格点、やや主役の艦長のキャラクターのカリスマ性は無理やりな感じでしたが、それぞれのキャラクターは活かされていたという印象
しかし、物語の決着の要因でもある政治的な駆け引きに関しては説得力がなく、俺たちよくやったよな?的説明的な会話で終始したのは残念、シン・ゴジラを引き合いに出して申し訳ないが、会話やキャラクターに「粋」というものが無くて残念
報道や日常の代表である「コンビニ」のキャラクター達もバックグランドがなくただの背景になってしまっていて残念
現場、政治、報道、日常様々な局面を語るべきだが、それをやるにはもっとスピード感が必要だと思いました
難しい課題だけど、説得力を産むには「説明」ではなく「スピード」というストーリーテリングの手法を使用すべきだってのでは無いか?なと
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