「映画化にあたって肉付けがヘタ」家族のはなし りりまるさんの映画レビュー(感想・評価)
映画化にあたって肉付けがヘタ
「家族は、めんどくさい幸せだ」が副題ですが、どこ?どこにめんどくささがあったー?!怒
兄弟はいないようなので、両親と一人っ子の主人公の物語。
もちろん三人でも家族は家族なんだけど、一般的に想像する「おっせかいな家族愛」とは違う。
親は距離を置いて見守るタイプで、人柄もユーモアがあり真面目な仲良し夫婦のりんご農家。理想的過ぎて映画だから余計に人間臭さがなかったのが残念。
でも、お二人とも実力俳優なので、こんな両親の元に生まれたかったな…しみじみ。
主人公は何の不満があるの?憎たらしいな!
長尺なところもある割に、バンドメンバーの心変わりやレコード会社との関わりなど説明不足でついていけない…。ここは大きなマイナス点!
ラストはある程度予想出来たものの、それを超える暖かいメッセージがよかったです。りんご農家ならではのね。
でも、手紙のメッセージは本当に読めないよ!
録画してたから巻き戻して確認出来たけど、そうでない人は見えてないと思う!
鉄拳の漫画はパラパラで刺さるシーンが単発で何度も来るからいいんじゃないかな。いいものだから映画でっていうのは、相当力量がいるなと思いました。
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