私の人生なのにのレビュー・感想・評価
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言葉ひとつひとつが重くささる
レオンを見て知英を知り、そのつながりで出会った映画は思いがけなく、最高の映画でした。
淳之介の両親の話を聞き、両親のありがたさを再認識したみずほが両親を抱きしめ合うシーンに泣きました。親子の気持ちがわかります。抱きしめることの大切さ。言葉じゃ伝わらないものが伝わります。
車椅子で公園をはしる姿をこどもなどに見せて、どう見える?とインタビューみたいにたくさんの人に聞くシーンなんかも良かった。「走ってる。」その言葉を言わせるために必死な淳之介。
障害者のあつまりで、出てきた言葉。
「人生とは失うこと」
「かたちあるものは全てがこわれてしまうもの、かたちのないものは壊せない」
この言葉は真実をついていますね。
かたちのない心にあるものは、どうやってもこわせないし、こわれないんです。
淳之介が知英を好きだといった時に、私は人を好きにもうなれない、私の気持ち、わかる?と尋ねる場面で、淳之介が言った言葉も良かった。
「知ってるよ。自分に起こった事とか、将来の不安とかずっと受け入れられないで生きていくんだ。だから苦しいんだよ、人生は。」
この言葉はすごくわかる気がします。
この映画すきです。知英さんと、この映画と無名で、レビューも少ないんですね。
多くの人に見て欲しい映画です。
また主題歌の「涙の理由」がすごい良い歌です。さっそく探して購入しました。こんな名曲を歌える知英さん素晴らしい。
劇中のランナーも良かったな。爆風スランプもおお喜びだろう。いいとこで使われていた。
知英さんは本当にいい演技をしてます。
この方が売れてないのは何故なの?
この方の演技がもっと見たいです。
彼女の完全にファンになりました。
僕は生きるだけで両手がふさがってる♪
脊髄を損傷した
少女の再生のお話。
こころの思いを
言葉にして
周りのみんなに聴いてもらう。
足として助けてもらうよりも
一緒に歩いてくれる相手と
共にいきようと思う。
心が温かくなって、勇気がもらえます!
生きていることが苦しくても、
障害を持っている人でも、
大きな悩みを抱えた人でも、
幸せな人は、世の中にたくさんいる。
そんな人たちは、みんな、
勇気を出して、
覚悟を持って、
行動している。
人と関わっている。
人に頼ることもできる。
だから、幸せになれるんだ。
そんな、大切なことを教えてくれる映画でした。
心配、迷惑をかけられる、家族がいることも、
当たり前じゃない。
幸せなことなんだよ!
と、優しいメッセージも伝わりました。
劇中に出てくる、歌唱シーンは、
特に、最高に素晴らしいです!!
みんなに見てほしい映像作品
不自然さを(たぶん意図的に)逆手にとって印象づけるカットが多い気がするのですが、それらのシーンの空気感が好きです!
役者陣のお芝居も相まって、意図を汲みたいと思えるような、意味のある「間」が心地よかったです。
気になった点、bgmの音量が大きい笑笑
既にセリフは少なめですがさらに精選しても良いかと。特に終盤は歌がメインなので、歌以上に泣ける台詞は必要ないかなと個人的に思いました。
本当に大好きな作品になりました。あるシーンでうるっとしてから最後まで涙が止まりませんでした。映画の特長を活かした優しさを感じました。勿論これから原作を読みます、とても楽しみです。
優しさに溢れた映画
実はこの映画は半年以上前に見た映画だったのですが、2018年見た映画の中ですごく印象に残っている作品だったのでレビューさせていただきます。
この映画は知英さんのネイティブ並の発音もさることながら、稲葉さん、知英さんの演技がお芝居をしてないと思う程すごく自然体で、その演技力に引き込まれました。
特に二人で川沿いを歩くシーンは見ていてとても心地よかったです。
あと主人公である金城瑞穂のお父さんが、不器用だけど本当はものすごく愛情深い人で、主人公のことを恥ずかしがりながらも暖かくハグするところは、父としての娘を大切に思う気持ちが痛い程伝わってきて思わず涙が出てしまいました。
映画のストーリーももちろん良かったのですが、(おそらく)台詞ではない実際に身体が不自由な方の実体験や前向きなも考えも映し出されていて、映画を通して今後の社会福祉との向き合い方や介護の大変さについても深く考えさせられました。
元々主題歌“涙の理由”は何度か既に聞いたことがあったのですが、劇場で改めて聞いた時に歌詞に込められた様々な思いが伝わってきて胸を打たれました。
もっともっと沢山の方に知ってほしいと心から思える、そんな名作です。
原作もよかった、映画もよかった。
原作の本の表紙の絵を描かれた漫画家のはつはるさんが好きで本を購入して随分前に読んでいました。原作も単純なラノベではなくて、内容、テーマがしっかりとあり、読後感が大変よかったので、映画になるときき観てみようかなーと思っていました。
主演の知英さんの日本語力の高さは、彼女が韓国人であることも忘れてしまうほどで、おかしなイントネーションは感じず物語に釘付けになりました。知英さんのファンではありませんが素晴らしい演技力に正直驚きました。新体操のシーンはすごくきれいです。主題歌も胸にぐっときました。
淳之介役の方も役にはまっていて、原作とはまた違った展開ですが、みずほと淳之介が原作のイメージ通りのキャラクターでよかったと思います。
派手さはないけれど、じわじわくる映画で家族であるとか、身近にいる人の大切さを考えさせられる素敵な作品だと思います。
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