「歴史の重さ、冷たさ、そして希望」家(うち)へ帰ろう CBさんの映画レビュー(感想・評価)
歴史の重さ、冷たさ、そして希望
ナチスに迫害されたユダヤ人は、ドイツやポーランドという名前も口にしたくない、実際口にはしない。
それでもその国に住んでいた時に自分を救ってくれた幼なじみを訪ねに行く話。
ホロコースト物として、その残虐さをリアルな映像で示したのが「サウルの息子」だとすれば、この映画はその正反対に、主人公の行動だけでそれがどれだけ残虐だったかを示そうという映画だ。
そして、土地も踏みたくない、名前も呼びたくないドイツという憎むべき国を通過する間の出来事が、またいい。
観ている人の心も少し癒されると思う。幼なじみに会えるかどうかという結末よりも、この「ドイツを通ってポーランドに降り立つまで」を是非見てほしい。
俺は、こういう「希望を感じられる映画」が大好きだ‼︎
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asicaさんのコメント
2021年9月14日
ドイツを通ってポーランドに降り立つまで。本当にそこ 見せ場ですね。
これ、主人公はこの幼馴染とこのポーランドで今後暮らすんですよね。
ミシン踏み踏み。
あと数年 ってところなのでしょうけれど。
レビューもですが皆さんのコメントも見た後のお楽しみになって来ています。
あと、皆さんの試聴率の高さにもいつも驚いています。