ペンギン・ハイウェイのレビュー・感想・評価
全247件中、21~40件目を表示
地元の風景が描かれた
森見登美彦さんが観たであろう景色がそのまま活かされ描かれた舞台風景に。あ、あそこからの景色やな🪟とか、そこにその設定を当てはめる?とツッコミを入れながら拝見しました◎いずれにせよ。こんな映画の楽しみ方は滅多にできるものではないですが、唯のSF映画ではない秀逸な描写にグーーーーーッドの評価です。
垢なき探究心
作画がとても美しく夏らしい素敵な映画でした。小学生が垢なき探究心で物事を考え、そこにお姉さんと言う存在がさらなる動力源となってだと思います。
ペンギンは常に可愛いし、蒼井優さんの演技も完璧でした。また見たいと思えました。
ペンギン・ハイウェイ
小学生のあくなき探究心。それは大人に邪魔をされたくない自分たちだけのもの。浜野さんが、森のことを喋った鈴木くんに対してかなり怒ったのが印象的。
主人公のアオヤマ君がかなり特殊な子供で魅力的。自分も何かに夢中になって研究してみようかと思ってしまう。
人生をペンギン・ハイウェイで例えたラストに感嘆。だからこそこのタイトルか。
毎日一つ一つ積み重ねていけば、自分が望む未来にたどり着く。その毎日の努力とか積み重ねが人生における自分だけのペンギン・ハイウェイ。
名言の宝庫。
『多くの問題が1つの問題の可能性がある』
『問題を分けて小さくする
問題を見る角度を変える
似ている問題を探す』
『分からなくなったら考えるのをやめてみる』
『毎日勉強して、昨日の自分よりえらくなる』
『怒りそうになったら、おっぱいのことを考えるといいよ。そうすると心がたいへん平和になるんだ』
子供がエウレカ!するような経験をさせてあげたい。
緻密さに欠ける人物の描き方がが終始気になる
こんな子いたら普通にクラスでいじめられそうだなとか、中二病(思春期のこだわり)で済めばいいけどアスペだったらやばいんじゃないかとか、「少年」「おねえさん」と徹底して呼び合う関係に違和感とか、おっぱいおっぱいうるさいなぁ、子供のおっぱい好きと大人の女性への憧れを描ききれてないなぁとか、今どきこんな舌出してテヘペロする女子いねーよとか、本筋に関係ないキャラ設定や背景が気になって入り込めなかった。この映画作った人、子供いないんじゃないか。
こんな環境に憧れた元中二病が書いたストーリーなのか。本筋だけで充分であり、それを強化するキャラクター・背景設定でよかったのではないか。誰に向けた映画なんだろう。チェス上手い人、身近に二人もいる?
原作は小説とのこと、小説や漫画ならデフォルメは違和感なかったのかなぉ。
気づいたら 僕は大人になっていた 大人の歯が生え揃って もう何日た...
気づいたら 僕は大人になっていた
大人の歯が生え揃って もう何日たったんだろう
そして あと何日
抜けずに 僕のために生えていてくれるのだろう
毎日毎日 僕は 世界について学んで
昨日の自分を上回る
これから先どれだけ偉くなるか 検討もつかない
でもお姉さんがなぜ生まれて来たのかは
どうしてもわからない
もしかしたら この人生の中では
気づくことができないのかもしれないけど
でも必ずいつか この魂が続く限り
その意味がわかる日が来ると信じる
そしてその日まで たくさんの人たちと出会って
たくさんの冒険をしよう
そして たくさんのわかったことを
巡り会えたあなたに 教えてあげたいな
なんて思った すばらしい映画でした
とりあえず歯医者さんに行こう
暑い夏にぴったりの爽やか青春映画!
ひと夏の少年の甘酸っぱい冒険物語!
街に突如として現れたペンギンたちの群れ!
なぜペンギンは現れたのか?
この謎を握っているのは大好きなお姉さんの存在⁉︎
ペンギンとお姉さん。
相入れない関係のはずが、実はお姉さんがペンギンの生みの親だったなんて!
ペンギン、お姉さん、頭の良いアオヤマくん、クラスのマドンナのハマモトさん、ガキ大将のスズキくん、メガネのウチダくん。
沢山の仲間を巻き込んで、ペンギンの調査を進めていくうちに、突如として森の中に現れたのは海のボール⁉︎
もうここまで来ると、ファンタジックを通り越して、エキゾチック!
何故こんなものが?
調査研究を繰り返す中で見えてくる真実とは⁈
小学生とは思えない優秀なアオヤマくん。
そんな少年を暖かく見守る大好きなお姉さん。
2人の関係がとても素敵。
こんな素敵なお姉さんが目の前に現れたら、誰だって惚れてしまう気がする(笑)
水の映像、ペンギンの自由奔放さ。
登場人物の個性あふれるキャラクター。
全てが楽しく面白い、暑い夏にはぴったりの楽しい映画でした。
主人公に共感♪
主人公の少年は、今までの映画にはあまりない人物像に思われます。
自信満々で(自信過剰か?)空気を読むことをよしとせず、トラブルを厭わないところがあります。妥協ナシ。理屈が合わなければテコでも動かない。そんなキャラクターが鼻につく人もいるかと思います。
しかしながら理不尽な学級内ヒエラルキーには絶対に服従しません。暴力を受けて自説を変える事など絶対に無い(ちなみに主人公の腕力および運動神経は皆無ですw)。そして何より、問題は必ず自分の手で解決できると信じて疑わない真っ直ぐさがあります。
この少年が仮に自分のクラスに居たとして、面白いと思うかウザいと思うかで、この映画の評価が別れるんだと思います。
ちなみにこの主人公は、少年時代の僕そのものです(笑)。あぁ、あの剛直さは何処へ…。
設定が荒唐無稽だったり、展開が唐突に感じられる部分もあるのですが、素敵なヒロインの「おねーさん」と、個人的思い入れたっぷりな主人公の活躍で、最後まで楽しく見る事ができました。
主人公にはぜひ、世界とおねーさんの謎を解明して欲しい…余韻の残る結末も良かったです。
一人の少年が、大人の女性に惹かれ、ひと夏の不思議な経験を通じて成長する…。この映画のメインテーマだと思います。
それとは別の、裏テーマとして「反知性主義へのアンチテーゼ」があるのではないかと…。「空気」「ヒエラルキー」「情緒」の世界に住むガキ大将と、主人公との対比に、それを感じました。
大人の世界でも「空気」「ヒエラルキー」「情緒」に訴える人物が多くなってきてませんかね?まるで「正義」や「理性」を感じられない人物も、チラホラ(笑)。
この主人公が真っ直ぐに育つような世界を残すのが、いまの大人の役割りではないかと感じました。
大人になってもワクワクしてたい
個人的な話ですが、私はしばらく映画を観ることから逃げていました。
映画は好きですが、体力を使うし、観たあとは喪失感も感じます。何より感情が動くことによるエネルギーが大きくて疲れてしまいます。
とにかく私は映画を観るとき、「よし、観るぞ」と気合を入れないと映画は観られないのです。(気合を入れず観ると面白い作品でも途中で集中力が切れてしまう…)
でも映画の中には、昔に失ったと思っていたワクワクとか冒険心とかチャレンジ精神とか、色んなキラキラしたものが広がっていて、その高揚感を素直に受け止めることが出来て、やっぱりサイコーだなと思います。
言語化出来ないけれど胸が躍るような瞬間が表現されていると、理屈じゃない部分の、所謂琴線が反応するし、その瞬間を求めて人は(少なくとも私は)、映画を観るのかもしれません。
『ペンギン・ハイウェイ』の感想は、自分で書く前に他の方の感想を見て満足してしまったので、ここで書くのはやめます。今はただ、このエネルギーをどこかにアウトプットしたい、そんな気分です。
アニメーションは良かったけど・・・
好奇心旺盛な青年が、お姉さん-ペンギン-海へと連なる謎を解き明かしていくお話。
作画、声優さんの演技については、個人的に好きでした。
ただ、結局謎が謎のまま映画が終わってしまったため、
モヤモヤ感が残りました。。
お姉さんのラストはもう少し・・・
小学生と歯科助手の物語です。物がペンギンになる現象を究明しようと奮闘します。
映像は流石のクォリティです。
途中までの展開は、楽しめました。大人の女性への恋心、同級生との研究、ペンギン、海。ただ、ファンタジーとはいえ、かなり特殊な設定なので、どうするのかと不安になりながら鑑賞していましたが、不安が的中してしまったように感じます。
特にラストのお姉さん。何とかなりませんでしたかね。
普通に生きてきた(!)お姉さんですから、もう少し人間らしい感情を見せてくれても良かったように感じます。潔すぎる姿勢、それが主人公が憧れる大人なのかもしれませんが、何か人形や機械を見ているようで・・・本当なら感動する場面なのでしょうが、少なくとも私の心に響いてきませんでした。
少年時代の、身近なお姉さんに対する憧れを思い出させてくれるアニメ映画
主人公は周りの同学年とは少し違い、知的で自分なりの研究を日常的にしている少年で、近所の歯医者で働いているお姉さんに淡い恋心を抱いている少年。
お姉さんは歯に衣着せぬ性格で、主人公の少年はその性格、また、おっぱいに対してとても惹かれている。映画タイトルとして「ペンギンハイウェイ」とあるものの、実はお姉さんが今作のキーパーソンである。
エンディングはとても切ないものであるが、その分、記憶に残る映画だった。
アニメ映画ということもあり、万人に受ける映画では無いのかもしれないが、是非とも鑑賞し、感想を連ねてもらいたい作品である。
全247件中、21~40件目を表示