ペンギン・ハイウェイのレビュー・感想・評価
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ファーストシーンからときめいた! ペンギンのいるシュールな風景から...
現代版星の王子さま
見て良かったです。
清涼感たっぷりの映画
この夏に見た作品の中では突出!
数年前に原作既読。
森見登美彦さんの作品はこれまでいくつか読んだことがあったのですが、癖が強くあまり好きではありませんでした。
しかし、この小説は何故か心に残りました。
そして映画化されるということで、楽しみにしていました。
仕事で見に行くタイミングがないなと諦めていたので、他の方のレビューにひと通り目を通しました。
すると、さらに見てみたい!という気持ちが強まりました。
そして、見に行って大正解だと思いました。
頭の中の世界は無限だな、想像を膨らませるのって、やっぱり楽しいなと痛感しました。
人には理解されない領域がある、いや きっとあった。
そんなことを思い出させてくれた作品でした。
夏休みに見ることができたというのも大きかったです。
面白いかな( ̄▽ ̄;)
また一つ名作アニメの誕生日🐧
難解
作画やキャスティングといった技術面はまったく申し分のない出来で、とても観やすい作品でした。
原作者である森見登美彦先生の作品はいくつか読んでいますが、この作品はまだ読んだことがありませんでした。先生の作品は、とにかく難解で、自分ごときの感性ではとても理解しきれない部分が多いのですが、先生の文体や登場人物が個性的な面がおもしろいので、ついつい読みふけってしまいます。
今作も、話の顛末や謎、ペンギンや街で起こる不思議が何を表しているのか、といった解釈が、自分にはまったく思いつきません。不思議な世界観を、ただただ不思議なものとして認識することしかできませんでした。
ですが、その不思議な世界で交わされる登場人物たちの会話や、心情といったものには共感でき、楽しませてもらいました。
あまり難しく考えたり、解釈を求めたりしないで、その作品の世界を楽しむことが重要なのかもしれません。
とにかく、作品はおもしろかったので、原作も読んでみようかと思います。
理解できないのに感動してしまう…
思い出させてくれる大切なこと
理想的な映像化
原作を読んだときから、これはアニメ化したら面白そうだと思っていましたが、期待を上回る映像化で個人的には大満足の出来でした。一部のシーンなどは、原作を読んだときに抱いた視覚的イメージがそのままスクリーンに映し出されているかのような気分にさえなりました。
一見すると家族向けの爽快な青春ファンタジーのようですが、実際のところ物語の展開はわりと複雑で、また作中で提示される謎の全てが解決されるわけではありません(むしろ「世界の謎はそう簡単に解けるものではない」というところがこの作品のテーマのひとつでもあるわけですが)。結末もほろ苦い。そんなやりきれなさも含めて、私は『ペンギン・ハイウェイ』という作品が好きでした。そのときの感動を、アニメ化というかたちでこうも鮮やかに蘇らせてくれたことを、率直に嬉しく思います。
少年とお姉さんの夏物語
モノが全く異なりますが、立ち位置がエヴァのシンジ君とミサトさんを思い出されました。微妙に中二加減で意識高い少年の、母性あふれる巨乳お姉さんに対する恋物語風味のホノボノ作品です。
この作品はアオヤマ君ほか子供たちとお姉さんの、ペンギンや海と称される謎の物体のアレコレに対する研究活動を通し、ひと夏の出来事をマッタリ鑑賞する作品で、いわゆる〝セカイ系〟ってヤツです。
ただ物語上ペンギンの重要性は第一ではなく、そのセカイにおける触媒みたいなものです。ペンギン&お姉さんの存在やセカイの謎解きをする様子を、アオヤマくんとお姉さん、そしてハマモトさんの微妙な△という小学生の分際でリア充な日常を生暖かく見守る、そんなスタンスが良いのかと思われます。
ナゼなら結局アレは何だったのかという謎の解明は『穴』と言う表現で白黒不明な残尿感的で、コレを気持ち悪く感じる人も居るでしょう。ですが物語の事件性も抑揚もシッカリ味が付いていますので普通に楽しめると思います。
中二加減で意識の高いアオヤマ君ですが、一方でオッパイ好きというヘンテコなバランス?も取れていて、大人びた子供らしい部分の表現は巧くまとめていると思います。この辺は『未来のミライ』が失敗したと思しき部分です。個人的には現実とアニメのソレが完全に同期する事に重要性を感じておらず、寧ろソレが作品を狭窄させると考えているからです。
一方コチラは、チョッとウザくてメンドクサイ少年アオヤマ君にもチャンと目線が行くし、周辺の個性豊かな子供たちも引き立っています。終盤のスズキ君もお約束とは言え良いシーンを見せてくれたと思いますし。
また、お姉さんとアオヤマ君の掛け合いも好感触でした。もっともケモナーじゃないので姉ショタの方が好みですがw
残念なのは、コレ夏休み入りに公開されていれば、もう少しお客さん入ったのかも知れません(今子供たちは宿題に負われてる?)。この作品に触発され自分達の周囲のアレコレに関心が高まれば良かったのかなと。
そして、アオヤマ君の意識の高さは寧ろ大人も見習うべき所で、コンニチの思考停止・思考拒否・考えナシな大人たちへの爪の垢と言えるでしょう。特に彼の父親は理想的な大人の姿です。
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