ペンギン・ハイウェイのレビュー・感想・評価
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"寄り道"できない面白さ!
個人的な断言だけど、ここ数年のトップアニメ!ジブリのようでジブリではない、非常に見事なオリジナリティ!それにとっても繊細でいて瞬きするのが惜しいぐらいに好奇心が無尽蔵!携帯電話もパンフ含めた本への逃避もまるで出来ない(これがボクの"寄り道"の意味)!それほど見事な作品でした!この『ペンギン・ハイウェイ』は!おそらく今後の毎年の夏に何度もTVで流れるでしょう(あくまで個人的願望)!
魅力をベラベラ語りすぎると、またツッコミが来そうなので(『SCOOP!』の時に一度あってwスゴく大変嬉しかった)、なるべくボクは控えておこうと思うけれど、二つヒント。
西島秀俊さん演じるアオヤマ君のお父さんが(大変素晴らしいお声でした)、提示してみた二つの例え。
1、「世界の果て」とは何かを考え、"世界の果ては折り畳まれていて、内側に潜り込んでいる"という仮説。
2、"小さな袋"の内側を、反対にして表に出す。この世界は袋の中、外側が袋の中に潜り込んでいる仮説。
ヘタしたらネタバレ級のヒントになるかもしれないけれど、この場面はホントとにかく、名場面に間違いないです!スッゴい知的好奇心を擽られて、喜びました!
あとエピローグのアオヤマ君のモノローグは意味深ですねw"けれどもボクはもう(結婚の)相手を決めてしまったので、結婚してあげるわけにはいかないのである"の後に、カメラが"あの子"に向いた意味はどうしたってニヤニヤしちゃうよ(笑)。
これ以上はシャットアウト!是非とも素敵な夏の映画を!
ペンギンは可愛くない
絵柄はかわいいが、内容上ペンギンがとくに可愛くはない。
あと長い。アニメで2時間は長いと思う。
原作のボリューム上仕方なかったんでしょうが、併映の「若おかみ」の濃密な94分と比べてしまうとやっぱり長く感じる。
理想的には30分、せめてあと10分でも短くしてくれたら…とは思うが、後半との対比でダラダラした日常感は必要なのかも。
元より実写でやるのは無理な内容なので、それを考えたら仕方ないのかな。
「お姉さん」はもはや蒼井優じゃなきゃ成り立たないほどぴったり。
売れっ子声優さん的な美声とは違うが独特の味と声のトーンの使い分けがもはや老獪なベテランのようで落ち着いて見られる。
面白かった
元々評判が良かったので期待はしてたけど期待以上だった。
コーラの缶やゴミがペンギンにトランスフォームするシーンとか、ペンギンの動きが観ていて気持ちいいし、SFファンタジー? 的設定やジュブナイル的な内容も面白い。
お姉さんを演じる蒼井優の声も良かったと思う。
オッパイもペンギンもアオヤマ君もカワイイ
とても面白かったです。清々しい気分で映画館を後にすることができました。
ペンギンハイウェイと言えば『おっぱい』が一人歩きしているイメージで、一時期「女性キャラが性的に消費され不快……」と話題になりましたが、今回観て「おっぱいが全くエロくない」「むしろとってもクリーン」という感想を持ちました。これが「性的!!」と思える人は、むしろ頭の中がエロいことでおっぱい、いやいっぱいのドスケベ人間だと思います。
なので家族で見ても気まずくなく、エログロは皆無と言えるお勧めな作品です。
この作品においての『おっぱい』は全く性的でなく愛おしい存在であるので、つまり『おっぱい』=『ペンギン』なのだと思いました。ご飯を食べないとおっぱいが痩せちゃう、これはつまりペンギンと自然との関係の象徴……今思いつきました。
この作品、主人公のアオヤマ君のキャラクターがとってもかわいくて魅力的です。ただの賢い子供ではなく、『お姉さんのおっぱいにとても興味がある』という要素が彼を魅力的なキャラクターにさせたのだと思います。アオヤマ君とお姉さんの、お姉さん圧倒的優勢なやりとりはクスクス笑えて最高です。
またアオヤマ君の声優さんが最高で、「ここまで魅力的な少年声が出せるなんて、とても研究されたんだろうな……」と感動します。ガチで選ばれた女優さんですね。
逆にいうと、アオヤマ君以外のキャラクターがどこかテンプレ的な淡いキャラクターが多かったのですが、全てアオヤマ君とお姉さんの引き立て役と思えば、限られた時間の中で邪魔にならなくて正解です。なので、アオヤマ君とお姉さんに魅力を感じないとキツいかもしれません。
お話は見ていて細かいツッコミどころはたくさんある作品かもしれませんが、半分夢の中にでもいるような話なので、そんなことはどうでもいいやー、と童心に返った様なピュア気持ちで観れます。
ただ一点、全体的にとっても楽しめたのですが、ラストにもう少しインパクトがあれば、さらに印象に残る素晴らしい作品になったと思いました。泣かせろ、とまでは言いませんが少し弱い終わり方です。
ですが、全体のクオリティは高く、どこかジブリを彷彿とさせる雰囲気もあるのでスタジオポノック作品と比較してしまうのですが、アニメ映画業界はこちらの方にお金をかけた方がいいのでは…と思います。
良いと思ったシーンは、アオヤマ君とハマモトさんとスズキ君が最初に揃うシーンで、一瞬にして彼らの恋の矢印がわかってしまう表現、ここは上手いなと思いました。
また、皆でチェス楽しむような小学生達のいるようなクラスにいる、スズキ君という存在。。なんとマイノリティなジャイアンなんだ……とちょっと悲しくなります。チェスやるクラスに、人の物におしっこかける奴がいるんですよ。
あと、お姉さんの声を最初に聴いた時に「お姉さんなのにやけにおばさん声だな……」と思ったんですが、逆に萌えorセクシーすぎる声でなくてこの作品は良かったと思いました。やはり『おっぱい』を強調する割に性的でないのは、この声が大きな原因なのだとも思えます。エンドロールで蒼井優さんだと判明し、気づかなかったので驚きましたが。
またお父さん役はチョイ役なのでまあいいですが、「下手くそすぎ……糸井重里枠かよ。」と出てくる度に現実に戻され、テンションがただ下がりでした。こちらもエンドロールで西島秀俊さんだと知り驚きました。プロかよ!
短く感想をまとめると、
「とっても面白いしクオリティも高く、爽やかで好みだが、ラストがちょっと弱かったので惜しい…」という感じです。
とても楽しかった
少年の探求心、知的好奇心から始まる不思議な冒険とSFに、初恋が思い出に変わるまでの心の成長が織り重なって繰り広げられる、ペンギンだらけの可愛い世界観。
気難しいアオヤマくんの性格や台詞の言い回しが森見登美彦らしさを残していた。
この辺は苦手な人がいるかもしれない。
私はとても好みで、何も考えずぼーっと見ても、じっくり考察しながら見ても楽しめたので、DVDを購入した。
こんなにハマるなら映画館に行けば良かった。
世界の果てまでいっぱいの謎とお姉さんへと続くハイウェイ
公開前はほとんどノーマークだった本作。
公開始まったら、賛否はあれど、なかなかの評判。
そして、いざ見てみたら…、
さながら劇中のペンギンのように、突然誕生。
映像は美しく、世界観は不思議でユーモラスでイマジネーション豊かでファンタスティック。
新たな才能の登場が嬉しい。
傑作アニメがまた一つ。
当初はごくありふれたファミリー向けファンタジー・アニメと思う。
ちょっと変わってるとすれば、主人公の少年像。
この手のアニメ作品の場合、明るく元気な“THE男の子”が多いが、本作のアオヤマくんは、
かしこい。
学園アニメのクラスに必ず一人は居る秀才タイプ。そんな脇役キャラを主人公にしたような。
とにかく研究大好き。日々の勉強や気になった事のメモは怠らない。
性格は小生意気と言うか、ちと理屈っぽい。子供が背伸びして、大人びているような感じ。
人によっては可愛げ無いと感じるだろうが、ふとした所はやっぱりまだ子供で、個人的にはこのアオヤマくん、愛らしくて好きだなぁ。
そんなアオヤマくんの“研究対象”が、もう一つ。
歯科医院のお姉さん。
他愛も無い話をしたり、いつもの喫茶店でチェスをするのが日課。
性格は自由奔放。
美人で魅力的でスタイル抜群で、巨乳。
そうそう、アオヤマくんはお姉さんのおっぱいも好き。
勿論、この年頃のいやらしい目線でではなく、あくまで研究対象として。
まあ一応、健全…かな。
そして、何処かミステリアスなお姉さん…。
そんなある日、街に不思議な出来事が…。
街の原っぱに突然、ペンギンが出現。
ぺ、ペンギン…?
何故…?
海に面していないこの街。
動物園へ運搬中脱走したか、誰かのペットが逃げ出したか、あれは本当はペンギンではなく何かの動物の突然変異か、それとも地球侵略を企む異星人の手先か…!?
アオヤマくんは友達のウチダくんと共に、謎を解明しようとする…。
街中に突然現れたペンギンだけでも充分不思議。
しかしアオヤマくんは謎を調べる内に、更なる不思議を目撃する。
お姉さんが缶ジュースを放り投げると、それがペンギンに…!
…どゆこと!?
「!」と「?」が何個も何個も沸いて出る。
お姉さんは一体…?
ただびっくりしてるだけじゃないのがアオヤマくん。
「この謎を解いてごらん」とお姉さんに言われ、研究心が大爆発!
少しずつ少しずつだが、どういう状況下でお姉さんはペンギンを出す事が出来るとか(お姉さん自身も何故自分がペンギンを出せるのか分からない)、研究を進めていく。
ペンギンの謎。
お姉さんの謎。
そして、もう一つ。
同級生の同じ秀才タイプの女の子、ハマモトさんが森の果ての草原で見つけた謎の“海”。
謎の怪物も現れる。
不思議な出来事が続出し、大事件に。
まるで世界の果てのような謎と不思議と事件。
この街に、何が起きているのか…!?
一応これでも多くの映画を見ているので、オチなどこういう事かなぁとある程度考え付いたりもする。
が、本作は例外。
全く予想も想像も付かない展開。
この世界に予想も想像も出来るのはただ一人。原作者の森見登美彦くらい。
言葉で語るのは難しい。
是非ともご自身の目で目撃して欲しい。
少しずつ明らかになるお姉さんとペンギンと怪物と“海”の関係。
この不思議な物語の果てを。
不思議な作品ではあるが、しっかりとジュブナイル・ファンタジーとしても成立している。
子供が見るにはちと難しい点もあるかもしれない。でもきっと、何かを感じる。
大人には心に響く。
子供たちのひと夏。
冒険、成長、友情。
謎、好奇心、探求心。
そして…。
アオヤマくんはお姉さんに、不思議な感情が芽生えるのを感じる。
アオヤマくんにはそれが何であるかはっきりと説明出来ない。
アオヤマくん、それは“アレ”しかないんだよ。
決して恥ずかしい感情じゃない。
純粋で、大事で、素敵な感情だよ。
だからこそラストのお姉さんとの別れは…、切ない。
世界はヘンテコで、謎がいっぱい。
ぼくたちは謎を解明し、一歩ずつ一歩ずつ…。
世界の果てで、お姉さんと再会するその日まで。
とても好きな作品です。
冒頭のとても賢い小学生から入ることでアオヤマくんの子供離れした思考力が妙に納得しました。この冒頭があることで子供の思考力に全く疑問を持たないで見れます。
そして謎のペンギンを見て、未知をこれから知っていくアオヤマくん。はじめはわたしもペンギンがなんだか分からず不思議だと思っていましたが、後半から明かされるペンギンの謎、お姉さんの謎、ラストの盛り上がり、全部見ていて感動しました。
何より演出がとてもよい。背景が凝っているというよりは、動きで引き込ませているように感じました。アニメって動くから良いんだよな。現実にはない動きを手書きで表現する良さがひしひしと伝わりとても良かったです。ペンギンの動きも、可愛さもとても良く、現実とファンタジーの融合が見ていて不思議な空間でとても良かったです。
それから、音がとても良く宇多田ヒカルさんの曲も映画が終わって最後に聞くと、アオヤマくんの夏の思い出を感じます。音響が良い映画館で観たのでとても耳に心地よく音が入り、室内でありながら夏を感じました。
おっぱいを連呼するアオヤマくんは、賢い子供ということもありおっぱいと言うことを恥ずかしがることがなかったです。これに関しては子供だからこそおっぱいと大きく言える、おっぱいという単語を人前で言ってしまう子供らしさがありながらも恥ずかしがらないという大人らしさが混ざっているのでないでしょうか。
ペンギンが可愛い…だけ?
ペンギンが可愛いかった。とんでもなく可愛いかった。しかしそれを除けば、お姉さんは結局何者なのか?ペンギンは?海は?とモヤモヤが残る打ち上げ花火なみの謎映画な気もする。
まぁ児童文学が元なら仕方ないのだろうか。
小学生くらいの頃一度は憧れるような作品
小学生くらいの頃あんなお姉さんいたらいいなぁとか思いながらみてました。あんな美人で巨乳なお姉さんいたらあんな風に好きになっちゃうのも分かりますよねw
絵もとても綺麗であのペンギンに乗って"海"に突っ込むシーンなんかよくあそこまで仕上げたなぁと感じました。そしてまたペンギンが可愛い!
映画のストーリーはとても好きで前半とてもゆったりとしたペースで平和に進んでるなぁと感じてましたが、後半からの追い上げがとても良かったです。
お姉さんの声が少しハスキーな感じもとてもいいと思いました。アオヤマ君の声もよくいる少し頭のいい小学生っぽい声がよく再現できていてとても上手、声は誰かなぁと思ってエンドロールみていると北香那さんで正直とても驚きました(^^;;
最終的にはお姉さんは消えてしまってとても悲しかったです。エンドロールは宇多田ヒカルさんのgoodnighで歌詞がとても映画の内容に合っていて正直普段あまり泣くことが無い僕がうるっときました。
お姉さんは鑑賞者である私たちにも質問している
ペンギン・ハイウェイ
鑑賞日 2018 9/17
予告編で少し興味が湧いて観に行こうかと迷ったが、映画アプリでの本作の評価がとても高かったので、観にいくことにした。ギャグあり、謎解きあり、感動あり、のバランスの良い映画だった。ペンギンが現れた原因、「海」のなかの異世界などの謎が明かされないことは、単純に脚本の不出来ではなく、原作が小説なので、「よくわからない」ということがまた本作の面白いところなのではないかと思った。好奇心がとても大切であることを感じさせられたし、あの2時間で子供に戻れた気がした。また「君の名は。」ほどではなかったが、アニメーションも良かった。特にコーラの缶がペンギンに変わるシーンや、沢山のペンギンたちの上にアオヤマくんとお姉さんが乗って駆け抜けていくシーンなどが良かった。そしてお姉さんの「君にこの謎が解けるか?少年。」という言葉はアオヤマ君だけじゃない、鑑賞者である私たちにも問うていると私は感じた。
期待以上
今更ながら「ペンギン・ハイウェイ」観ました!
小学4年生のアオヤマくんはたいへん頭が良く、努力を怠らない。
いろんなことに興味を持ち、研究をしている。
そんな彼が住む街にある日ペンギンが大量発生した。
海もない街になぜペンギンが。
アオヤマくんの新しい研究「ペンギン・ハイウェイ」が始まった。
その研究に近所に住む歯科医院のお姉さんが関わってくる。
さらに同級生のハマモトさんが見つけた〈海〉と呼ぶ謎の球体の研究にも参加する。
ペンギンはどこから来たのか、〈海〉とはなんなのか。
アオヤマくんはこの世界の不思議、世界の果てについて研究し、何を発見するのか。
期待以上の作品でした。
SFであり、アドベンチャーであり、青春ドラマ。
お姉さんとの関係が絶妙なバランス。
思った以上に物語の進みと時間が違う。
結構経ったと思ったのにまだ全然という。
のめり込める。
もっと早く見ておけばと思った!
最初、評価が低くいから見なくていいかなと思ってたけどもっと早く見ておけばよかった‼︎
期待値は、ほぼゼロで鑑賞したのもあったのかもしれないが期待して観てもいい作品だと思える内容だった
単純な分かりやすい映画が好きな人には向いていない
ペンギンとオッパイと少年
これの印象でしか無い人が多いような気がするが、母性や愛、少年から大人になり始める男の子特有の感覚が感じられる深い作品だなと
少年からみる大人の女性のみえかたがしっかり表現されていて、ついつい笑ってしまった
純粋な気持ちの主人公だからいやらしい感じは受けなかった
男子うけはいい作品だとは思うが、女性からの評価はあまり良く感じない人が多いかもしれない
大っきいおっぱい=綺麗な大人の女性
というイメージが引っかかるのかもしれない
さらに何でペンギンなの?意味がわからない
に繋がるのかなと...
恋と母性
まず、”世界の果て”を表現しようとする試み自体が素敵だと感じました。文字で表現するのも難しいけど、それを2時間で映像化するのも相当難しいですよね。。。
ストーリーとしては、全てが世界の果てであり、全てが世界の起点でもあるのかな。そういう理解の仕方をしました。
(あれだけおっぱいを連呼しているのにギリギリ、、、、ギリギリ気持ち悪くない)アオヤマ君のお姉さんに対する純粋な気持ちがうまく描けていると感じました。あの真っすぐな目。方眼紙にアイディアを敷き詰めている姿は生真面目で理知的な様子がうかがえます。溢れ出るイメージのアウトプット方法について、最初は「今どきはスマホじゃないのかな?」と思いましたが、あれだけ頭の回転の速い子だと紙媒体の方が直観を逃がさずに捉える事が出来るのかなぁ、と思い直しました。
やたらめったらおっぱいに執着する作品でしたが、お姉さんがペンギンを生成した瞬間(ペンギンが地面にバウンドしたときの跳ね方や音、愛くるしさもあり)からは母性を強く感じるようになりました。お姉さんのアオヤマ君に対する視線も母性に溢れているように見えました。エンディングの宇多田ヒカルさんの楽曲にも何となく母性を感じます。
謎解き部分はテンポが速くついていけなかったのですが、一つの町のあちこちで起きる不思議な現象と現象を多角的な視点で観察・考察し、相関関係を導きだした瞬間は爽快感がありました。単純に気持ちよかったです。
でも結局理解できない事がありました。わたしが単についていけなかっただけなのか(原作には明確に描かれているのかな?)。どうしてお姉さんがキーパーソンでないといけなかったのだろう?と。
ひょっとして本当のキーパーソンはアオヤマ君だったのではないかなと考えました。最初から最後まで見ていて、どうもお姉さんが実在しなかった、ということに違和感を抱くのです。アオヤマ君以外の皆もお姉さんを認識していたし、お姉さんは途中までアイデンティティを保っていました。ペンギンを産んだあたりから段々と自分の存在に自信をなくしていきます。わたしにはそれは、最初から実在していなかったというよりも、実在していたものが実在しないものへと変化しているように映りました。
すべての場所が世界の果てであり、起点でもあるのだとすれば、あの場所であったことに明確な理由はなく、あちら側の生命体(ペンギン)と最初に目を合わせた生命体がたまたまアオヤマ君であり、アオヤマ君の想い人がお姉さんだった。だから自動的にお姉さんが媒体として選ばれた。あちら側の世界ではそういうルール。(最初のシーンでペンギンの左右の目にアオヤマ君とお姉さんが映っていた事からこじつけてみました。)。
そういう意味で、お姉さんは生贄というか、全人類の身代わりというか、犠牲というか、そういう存在であったのかもしれないなと思いました。
原作も作者インタビュー等も敢えて読んでいないので思いっきり的外れな解釈かもしれないと思うと怯えます。ごめんなさい。
ちなみに、お姉さんの声(蒼井優さん)に対しての違和感はありませんでした。
おっぱい(^_^)
話の破綻も無く、謎解きの要素も有り、楽しめた作品に仕上がっていました。予想外だったのは、おっぱいのセリフが多かったことかな(^ ^)。
やはり男の子にとっては、おっぱいが一番の謎なんですよ。うん。多分。
夏公開の作品の中では、一番の出来だと思います。
見ていない人は、レンタルしてでも見てください。
ペンギンがうじゃうじゃ・・・
主人公は 小学4年生の男の子 アオヤマ君
色んなことを勉強してノートに記録して
そして歯科で働く お姉さんが大好きだ
ある時 町にペンギンが現れて
その謎を解決すべく お姉さんとアオヤマ君との
ファンタジックな夏休みが始まる
見どころはペンギンだ
突然現れて 突然消えて
面白くて ワクワクする
ペンギンがわしゃわしゃ出て来たときには
それはそれは感動して興奮しました
途中からSFチックになっていったのは
ビックリしましたが
最後まで楽しめました
ファンタジーを交えながら
少年がお姉さんに憧れるひと夏の恋を
描いた作品でした
良かった・・・
全313件中、81~100件目を表示