ペンギン・ハイウェイのレビュー・感想・評価
全313件中、41~60件目を表示
アニメーションは良かったけど・・・
好奇心旺盛な青年が、お姉さん-ペンギン-海へと連なる謎を解き明かしていくお話。 作画、声優さんの演技については、個人的に好きでした。 ただ、結局謎が謎のまま映画が終わってしまったため、 モヤモヤ感が残りました。。
もやもやする
予告を見て缶がペンギンになる?!なんだろう!?
と思い見てみたが、後半までずっと疑問は続いていく。
お姉さんの正体が実は人間ではないとしても、お姉さんの過去の記憶はなんなのだろう?
過去人間だとしたらいつから?
知りたいところが未解決のままなのであまりスッキリしなく。
ただ元の世界に帰るためにペンギンを出していた??
なぜペンギンなのか。
多分気にしちゃいけない部分だと思うけど気になるところが多くてモヤモヤしたまま終わってしまった、、、
入っていけなかった
・主人公の恵まれた環境のせいか観てられなかった。お姉さんと何故仲良くなったのか、どうしてお姉さんは仲良くチェスをしているのか、お姉さんはいつからペンギンを出せるようになっていつあの町に現れたのかと雰囲気が先行し続けているように感じて観ていてきつかった。
・海と呼ばれている町の謎の原因の究明をもっと早くしてくれたらよかった気がした。登場人物が皆いい人で相手の感情とかを全然さっしないで自分中心に物事を進めていく主人公の方が嫌な奴に観えてきて、あの町もお姉さんが消えても消えなくてもどっちでもいい気分になって観てらなかった。
・妹が急に死を意識したのが謎だった。
・父親がすかしてるし母親は異常に明るいし、あの町の住人みんな異空間にいるような気がしてしまった。気象の研究をしている教授が少年に嘘をついたシーンが人間らしいと唯一感じた。
・川がぐるぐるしてるのと後半のアデリ―ペンギンの大行列と海の中の異空間の絵が良かった。ペンギンである意味がなかったけどどうせならフンボルトペンギンと皇帝ペンギンと巨大なのとか滅茶苦茶なのが見たかった。
・少年の関心の一番はおっぱいだったような気がしたのでお姉さんのおっぱいが世界の裏側でそこからペンギンも…とかそういうのが観たくなってしまった。ジュブナイルじゃなくなってしまうけど。
頭が悪いから?
内容をどう捉えるか迷いました。
自分なりの感想はありますが
なんとも言い表せない
というかわからない
って気持ちが強いかな。
ただ、それは面白くなかった
というこどではなく
見終わってこういう
感情になるのも
なんか心地よかった。
ここでもなんかうまく
言えてないな 笑
抜粋!このシーン!
というか、おねぇさんが
ずっと素敵だった。
お姉さんのラストはもう少し・・・
小学生と歯科助手の物語です。物がペンギンになる現象を究明しようと奮闘します。 映像は流石のクォリティです。 途中までの展開は、楽しめました。大人の女性への恋心、同級生との研究、ペンギン、海。ただ、ファンタジーとはいえ、かなり特殊な設定なので、どうするのかと不安になりながら鑑賞していましたが、不安が的中してしまったように感じます。 特にラストのお姉さん。何とかなりませんでしたかね。 普通に生きてきた(!)お姉さんですから、もう少し人間らしい感情を見せてくれても良かったように感じます。潔すぎる姿勢、それが主人公が憧れる大人なのかもしれませんが、何か人形や機械を見ているようで・・・本当なら感動する場面なのでしょうが、少なくとも私の心に響いてきませんでした。
少年時代の、身近なお姉さんに対する憧れを思い出させてくれるアニメ映画
主人公は周りの同学年とは少し違い、知的で自分なりの研究を日常的にしている少年で、近所の歯医者で働いているお姉さんに淡い恋心を抱いている少年。 お姉さんは歯に衣着せぬ性格で、主人公の少年はその性格、また、おっぱいに対してとても惹かれている。映画タイトルとして「ペンギンハイウェイ」とあるものの、実はお姉さんが今作のキーパーソンである。 エンディングはとても切ないものであるが、その分、記憶に残る映画だった。 アニメ映画ということもあり、万人に受ける映画では無いのかもしれないが、是非とも鑑賞し、感想を連ねてもらいたい作品である。
夏休みにて、裏返る世界の果て
村上春樹の小説「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」をご存知でしょうか
映画を見終わって一番に思い浮かんだのが森見版世界の終わりとハードボイルドワンダーランド
小説のあらすじは、主人公の無意識下に記憶を元に創られたループする閉ざされた物語“世界の終わり”を訪れる記憶のないもう一人の自分
たとえ現実の肉体が滅んでも意識はその世界の中で永遠に生きられるし、失ってしまったあらゆる人や物にもう一度出会える理想郷
小説のカギを握る、主人公の頭に“世界の終わり”を創った博士はいいます、永遠に至るには命を拡大するのではなく有限の命を無限に細分化して達成されると
しかしそんな都合のいい理想郷が存在するわけもなく主人公の影はこの世界を脱出するよう本体に呼びかける、帳尻を合わすために誰かが犠牲になっている永遠に意味はないと
アオヤマ君の完璧な理想たるお姉さん、ペンギンたち、そしてジャバウォックの関係も永遠とその落とし穴を想起させる
ペンギン・ハイウェイの世界の果ても遥か宇宙の外にあるのではなく町外れの森の中でぽっかりと穴を開けて浮かんでいる、裏返って世界を飲み込もうと窺うかのように胎動しながら
しかしながらそこは森見登美彦のキャラクター、小生意気でどこか抜けている自信家のアオヤマ君やペンギンを生み出す自らも消える宿命にあるお姉さんに悲壮感は皆無、夏の町並みの輝く背景の美しさも小学生の夏休みのワクワクをアオヤマ君を通して体験しているようで気持ちがいい
特にクライマックスに向けてお姉さんと一緒に“海”に飛び込んでからの疾走感で最後の別れにも希望がある
一つ不満をあげるならお姉さんの声に声優を使ってほしかった
お姉さんは何者か?答えは無い 文系SF映画
おそらくこれは物語の形をした詩編に近い作品なのだと思いました。
白と黒のペンギンにチェス
光と闇で変わるお姉さんパワー
生と死を思わせる夢や幻想
男と女であり子供と大人でもある少年とお姉さん
終わりと始まりが繋がる川と宇宙
こういった対極でありながら対で出来ている物をかき集め、
本当は誰も何も分かってないのに分かったつもりになってる人に、
『1回 常識(科学的な考え)を捨てて世の中を見てみたらどうですか?』というメッセージが詰まってるように思う。
この作品自体が科学の対極の考えに乗っ取った作品だと示唆しているようです。
物語の中でも 早々に
『相対性理論? 難しくて分からないや』
と科学的角度の視点にNGを出してますし
終盤でウミの暴走が沈静化した時に
科学者の大人が少年に対して
「私(科学者)には何が起きているか分からないけど、子供の君には何が起きているか分かっているんだね」と呟きます。
そう、私達は実際は何も分かっていない。
ビッグバンが~ シミュレーション論が~
宇宙の前には揺らぎが~ 等と、
科学的な根拠に基づいた説はいくらでもあるし、大人になるほど『そういうものか』と根拠のある仮説に馴染んで納得していくが、
結局、自分が馴染んでいるだけで実の所は何も変わらず【私達は何も知らないし分かってない】。
そういう我々大人に
何も知らない分からない事を素直に直視していた子供の時のような世界の広がりや美しさや怖さ、不思議に満ちていた感覚を思い起こさせるための作品なんだと思う。
なので、
お姉さんが死者、タイムトラベラー、神の類い、そういった講釈はどうでもよく
単純に不思議をそのまま受け入れられるかどうかを試させようとしている。
一つジョークが効いていたのは
劇中に登場した『終わりと始まりが繋がっているカワ』が、暴走したウミが消滅したのと同時に枯れてしまっているのです。
ウミが消えたからカワも消えた
ほとんどダジャレですが気が効いてるなと感心してしまいました(笑)
ただ、これはミュージックビデオではなく映画なので、やはり理路整然とした筋書きやエンターテイメントを求めてしまう自分がいます。
下らないアニメ映画とは比べるまでもない位に良い内容だし、この映画自体の狙いも分かるが若干の退屈さは否めない。
特に子供にとっては退屈だろう(笑)
大人のデトックスアニメ。
大切なことを思い出す映画
2020年 4本目 ずっと観たいと思ってたため迷わずNetflixでクリック。 小学校の時、友達と川辺を遡り、上流がどうなっているのか見に行こうとしたことがあった。そこにはフェンスがあって、先に進めなかった気がする。思えば子供の頃は林の道をそれた藪の中にも躊躇なく突っ込んで行っていた。知りたいことを知るには、自分の目で見ること。それがいちばんの解決策だと思っていた。 今は川が流れる仕組みは学校で習ってしまって、疑問に思った事は手元の端末で調べることも覚えた。誰も知らない新しいことに関わっていきたいという好奇心だって湧きもしない。でも本当に知りたいことが誰に聞いても答えが出ない時、そんな無気力に見舞われそうになったら、この映画の主人公アオヤマ君を思い出したい。 問題を分けて小さくする。 問題を見る角度を変える。 似ている問題を探す。 アオヤマ君のお父さんの言葉は、これから先、問題にぶち当たった時に立ち返る基点になると思う。 それでもわからない時は、とりあえずおっぱいの事について30分ほど考える事にする。 問題にぶち当たるというのはどんな人にもある悩みだからこそ、多くの人にオススメできる、さわやかなアニメだった。
性的な話では?
難しいテーマですが、清々しく観れます。
様々な考察が出てますが、自分が最初に思い浮かんだのは性的な意味合いでした。
ペンギンが精子で、海が卵子で。
もっとマイルドに言うと、少年にとって未知なもの(女性)が精神の歪みとなり、ちょっとした関わりで有頂天のなる(ペンギンが現れる)。徐々に摂理を知ってゆき、手に届かないことが分かると、歪みを解消するには…。
いわゆる「セカイ系」でしょうか、少年の価値観と宇宙の真理をぐちゃぐちゃにしつつ、それでいて何か大事なことが掴めそうな、分からないような…。
もっと高い点数でも良かったんですが、「打ち上げ花火~」がカメラワークやカットがどストライクだったのに対し、こちらは誰もが観やすい感じだったので、0.5点下としました
よくもこんな退屈に作れたもんだ
「フミコの告白」で有名になった石田監督だが、アクション描写はさして上手くない。大きな動きにも小さな動きにもそれほどこだわりがみえない。
上映当時一部で物議をかもした「おっぱい」にしてもそこまでのこだわりがなさそう。あんなにフミコの告白はパンチラだらけだったのに。
そして小学生男児が女の体に興味を持つこと自体は自然なことだ。イチャモンつけてきた人たちは自分が子どもへの教育をサボっていますと宣言したにすぎない。
そんなことより、女性の体の描写にこだわるなら、タンクトップを着て仰向けになったら、胸は平らになろうとするはず。上向きのままという方がおかしいだろう。重力がどう働くか知らないのだろうか?
石田祐康や新海誠は、運動がうまく書けずそのうえドラマもステレオタイプ。カット割りやレイアウトが退屈で絵ももたない。
森見登美彦原作だと湯浅監督が2度ともアニメ化に大成功している。あちらをみたほうがいいだろう。
石田監督とヨーロッパ企画の上田氏ともSF的な素養がなかったのか、「ペンギン」「球体」が異世界的なものと繋がるという抽象的な概念のまま、その先にいくことがなかったのは残念。
「幼年期の終わり」のような遭遇SFのような雰囲気だけがあり、その実何も起きないというとても退屈な映画に仕上がっている。ジュブナイルだからそれでいいだろうと舐めた仕上がりになっている。こんな使い古された手垢のついたやり口で、誰が感動するのか。
あと、年上の憧れのお姉さんを演じる蒼井優の低音やさぐれボイスがひどくミスマッチ。チンピラみたい。蒼井優さんはとてもいい女優さんですが、これはどう考えても配役ミス。
良作
思いのほか面白い作品だった。 SF?ファンタジー作品だけれどジュブナイルといっていい。 劇場版ドラえもんと同じようなもん。 日常を侵食する非日常にワクワクすると同時に怖さも感じる。 少年の青春と成長を描いた作品で本当は星5つつけてもいいんだけど、勢いづかないようにセーブしておく。
全313件中、41~60件目を表示