「溢れる多幸感」ブリグズビー・ベア 字幕 アンゼたかしさんの映画レビュー(感想・評価)
溢れる多幸感
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人生が嘘で塗り固めてあったとしても、主人公にとっては本物であり、それを他者にも共有していき最終的には絆へと歩みを進める。そのシークエンスが眩いくらいに多幸感に溢れていた。過不足ない良い作品とはこういうことだなあ…
世間からみたら誘拐犯の育て親は、その罪を肯定することは出来ないけれど、主人公にとっては掛け替えのない親であった筈だし、物語を生んでくれた親でもあった。
犯罪者の作ったものだからという理由で取り上げるのではなく、純粋に物語を楽しんで共有して周りを巻き込んでいく姿に、作者がどうしようもない奴でも(法に触れていなければ)作られた物語や音楽には罪はないというのは現実世界でも言える事だと感じました。
にしても、マークハミルってちょっとずるいなー
本人の楽しいという物に抵抗があったとしても、真に打ち解ける為に理解して受け止めてあげる姿勢って大切ですね。
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