「私は愛されていました、を証明する。」ブリグズビー・ベア N.riverさんの映画レビュー(感想・評価)
私は愛されていました、を証明する。
誰が何をどう創ろうとも受け手の心に優しく残ったなら、それは「真実」になるんだと感じた。
その「真実」を伝えたくて受け手がまた何かを創るとしたら。
大事なことはきっと社会的な立場や権威ではなく、
いかに伝えるための「真実」がそこにあるか、なのだと思った。
つまり最初の家族は残せるほど、本当に主人公を愛していたんだなあと。
同時にこれは、空っぽな商業主義に対する皮肉や批判も含んでいるのではなかろうかとも振り返れるし、本当の親だろうと我が子の中にブリグズビーを残せているのだろうか、とも考えられる。
ともあれ号泣する人、続出の劇場内。癒されたい人は見るべしとお勧めしたい。
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