劇場公開日 2019年1月18日

「古き良き昭和を感じる作品」映画めんたいぴりり fukui42さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5古き良き昭和を感じる作品

2020年1月20日
iPhoneアプリから投稿

一言。「そういう時代が、あったんだよなあ」。

◎よかった点◎
・「ふくやの成功物語」ではなく。
戦後の日本の混乱期・過渡期を、明太子を軸に描いているところがいい。

・主人公の「気は優しくて、お調子者だけど。やるときはやるばい」な意気込み。
華丸さんのオーバーアクションな演技が、最初はちょっと鼻についたけど。
だからこそ後半の悲しい過去の場面が、生きて来ました。

・成功する人は、心が広いんだね。
「真似されるっていうことは、味を認められたってこと」。なんて、なかなか言えないよ。

・妻役の富田靖子さん。こういう肝っ玉母ちゃんが似合うようになったんだなあ。
同世代として感慨深い。

△いまいちな点△
・前述にも出てきた、華丸さんの最初の表情が。もしかしたら「うーん」って思うかも。

・エンドロール最後に、博多大吉さんのやりとり。なんか現実に戻されていらないなあ。
オチをつけたかったか?。

実は私、明太子食べられません。だけど最後まで見れました。
あと名作「ALWAYS34丁目の夕日」が好きだった方は是非。同じテイストです。

ゆき@おうちの中の人