「魅せるって難しい」洗骨 茉恭(まゆき)さんの映画レビュー(感想・評価)
魅せるって難しい
ゴリさんは初監督作品なのかしらと思ったら、過去にも何作か撮ってるのね。その割に時間経過の描写がいまいちだなあが最初の感想になってしまった…。
他の監督さんにはない素材だけれど、演出はたくさん見て勉強したほうが良いと思った。
美しい土地、美しい人々だから、余計にね。
コンビニのおばさんがやたらリアルなのは良かったけれど。
奥田瑛二が、いまは亡き父親にそっくりで、
顔かたちではなく、父もまた母を先に亡くして孤独の中で生きていた人だった。
そこがどうしても重なる。
心配してくれる人が居るって幸せなこと。
心配する人が居るって幸せなこと。
骨が気持ち悪くないギリギリで、美術スタッフさんすごいなと思った。
沖縄の光と影、まだまだあるんだろうな。
ぜひ美しい時間経過を勉強して、もっと美しい作品を見せて欲しいな。
コメントする