「驚いた」洗骨 青空ぷらすさんの映画レビュー(感想・評価)
驚いた
評判が良かったのでレンタルDVDで視聴。
ガレッジセールのゴリが本名の照屋年之名義で、かつて沖縄で行われていたという葬儀の風習「洗骨」を題材に、家族の再生を描いた映画なんだけど、これがビックリするくらい良かった。
昨今は、各所で血縁の“呪い”を題材に、血縁に頼らない擬似家族のあり方を描く作品が流行っている印象なんだけど、そんな流れに逆行するように、本作は血の繋がった家族の再生を暖かい視線で丁寧に描いている。
映画に対して真摯に向き合っていることが伝わってきて好感が持てるし、失礼を承知で言えば、ちゃんと映画になってるとも思った。
初の長編ということもあり、正直拙い部分は多々あるけど、そこはベテラン俳優の奥田瑛二や大島蓉子らキャスト陣の素晴らしい演技でカバー。
小作品ながら、観た人の心に残る秀作になっていると思う。
オススメ。
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