劇場公開日 2018年8月4日

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「一見の価値あり!気になるなら見るべき!」詩季織々 シーサーさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0一見の価値あり!気になるなら見るべき!

2018年8月10日
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鑑賞方法:DVD/BD、映画館

泣ける

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幸せ

私は新海誠監督の作品のファンなんですが、一度も映画館で彼の監督作品を観たことがなく、今までのサイクルだと新海監督の次回作はもう少し先になりそうだと思っていました。
しかし今年の夏にどうしても映画館で近いものが見たかったので、コミックス・ウェーブ・フィルム(以下略CWF)制作で中国との合同という珍しい本作品を観ることとしました。

いちばんの感想は「満足感がある作品」です。

新海作品の良いところを受け継いでいながら、作品それぞれの監督の生き方に対する見方を感じられるストーリーだと思います。
構成は監督の人数の都合で3つの短編というものになっており、各監督の考えや感覚を共有する気持ちで観るべきだと思います。新海作品のように大きな流れはありませんし、インパクトも小さくなりがちで話として成立させずらいことは多いですが、本作品はコンパクトに話がまとまっているのでそこは各監督の力量による成果だと思います。しかし、3つの独立した短編でなくても良かったと思う(1つあたりの時間が非常に少なく、新海作品に比べてインパクトが小さく思える)ので星は1つ減点です。「衣食住行」を作品の軸としているところは良いと思います。
また、風景などの描写や音楽などについてはまとまっている印象で、大変よく仕上がっていました。さすがCWFというところです。
私は自身の体験から『上海恋』が最も気に入っています。ありきたりなラストかもしれませんが、私は楽しむことができした。

入館時にチケットと交換で、ポストカードをもらえました。また、『上海恋』をあまりに気に入ったので、売店でDVDを購入してしまいました。でも特典も豊富で、良かったと思います。また数量限定でしたが、映画の半券と引き換えでDVD購入時に劇伴曲が収録されたCDを手に入れました。本作も何回か見ると、他の話の良さや深さも分かってくるかもしれません。様々な面で、楽しみがいはありそうです。

結論はやはり、気になっているなら観るべきと思います。期待しても大丈夫な完成度です。
ずばり、「一見の価値あり!」です。

この夏、『詩季織々』を観てみてはいかがでしょうか?

シーサー